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「のぞかれそうで不安」隣に高層マンション、建設止められる? 眺望、日照…増えるトラブル

5/24(金) 10:09配信

西日本新聞

 核家族化や低金利を背景に、マンションの需要が高まっている。福岡市内でも地下鉄沿線を中心にマンション建設が増えており、国土交通省によると2018年の福岡県内の分譲マンション着工数は前年比28・6%増の5814戸だった。そんな中、同市中央区のマンションに住む男性(70)から「隣に高層マンションの建設計画が持ち上がり、バルコニーや部屋がのぞかれそうで不安。建設を止められないか」という声が届いた。解決法はあるのか。

 男性のマンションは約4年前に大手デベロッパーが建てた。13階建てで、外を一望できるルーフバルコニーが売りだった。ところが昨年10月、同じデベロッパーから、20階を超えるマンションを北東側に新たに建てるとの説明があった。この男性らルーフバルコニー付きの部屋8戸の住民は、建設位置をずらすようデベロッパーを相手取り福岡簡易裁判所に調停を申し立てた。男性は「このまま黙っておけない」。デベロッパーの広報担当者は「誠意を持って対応したい」とコメントした。

 福岡市内では、他にもマンション建設を巡るトラブルが発生している。

 福岡市南区の5階建てマンションでは、東側に9階建てマンションが建ち、一部の部屋は日中も冬場は日がほとんど当たらなくなった。5階建てに住む山口千津子さん(61)は「洗濯物が干しにくくなり不便。資産価値も下がる」と嘆く。

 9階建てを建てたデベロッパーは「建築基準法など法令は順守し、住民側の要望もできる限り取り入れている」とコメントした。

 九州大箱崎キャンパス跡地(同市東区)近くでは、学生が集会に使っていた「三畏閣(さんいかく)」跡に8階建てマンションの建設が進む。近隣住民と隣接する幼稚園は、日照権が侵害されると建設に反対した。

 建築紛争の当事者らでつくる「福岡・住環境を守る会」の代表世話人、池永修弁護士によると、福岡市内では約15年前に同様のトラブルが相次いだが、その後は年数件のペースに。だが昨年は6件ほど相談があり、増加傾向という。

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最終更新:5/24(金) 12:05
西日本新聞

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