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岡山・清心女子高3人の生物系ポスター快挙 中四国大会2分野で最優秀賞獲得

5/24(金) 10:40配信

山陽新聞デジタル

 日本動物学会、日本植物学会、日本生態学会による「中国四国地区生物系三学会合同大会」の高校生ポスター発表で、清心女子高(岡山県倉敷市二子)生命科学コースの3人が「植物」と「生態・環境」の2分野で最優秀賞を獲得した。3人は「受賞を励みに一層研究を深めたい」と話している。

 大会は、5月11、12日に東広島市の広島大で開催。高校生ポスター発表には、中四国の4県14校から37件のエントリーがあり、動物、植物、生態・環境の各分野ごとに競った。

 生態・環境分野の最優秀は、シダ植物「フィリピンウォータークローバー」が水面上では放射線状、水中では手のひらのように偏って葉を開く仕組みを研究した3年の西井香奈さん(17)と中原美咲さん(18)。

 2人は、葉から放出される「植物ホルモン」が、葉の形態変化に関わる可能性が高いことを見つけたほか、植物体内の水の流れに関わるタンパク質・アクアポリンの発現量が水上と水中で異なることを確認、水中では発現量を減らして葉と茎を結ぶ葉柄の伸長を抑制していると推察した。

 西井さんは「失敗も多かったが努力が報われうれしい」と喜び、中原さんは「研究を進めて結果をより確実なものにし、自信を持って次の大会に挑みたい」と言う。

 植物部門では、「イネの吸水リズムとその機構について」のテーマで、気温や湿度といった環境を一定に保った場合の吸水周期を調べた2年前田彩花さん(16)が選ばれた。

 実験を通じて、吸水が明るくなる直前から促進されることを確認。明るい時間の直前と直後にアクアポリンの発現量が増えることを突き止め、吸水リズムにアクアポリンが関係している可能性を指摘した。

 前田さんは「吸水リズムが分かれば、イネの栽培にも応用できるはず。まだ分からないことは多いが、データの精度を高めるなどさらに研究を重ねていきたい」と意気込んでいる。

最終更新:5/24(金) 10:40
山陽新聞デジタル

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