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就活生がOB訪問で、性的暴行される事件。「就活ハラスメント」をなくすためのプロジェクトが始まった

5/24(金) 17:16配信

BuzzFeed Japan

就活生に対するハラスメント事件が相次いだことを受け、性暴力やセクハラに対して声を上げた人を支援するプラットフォーム「#WeToo Japan」が5月24日、「『就活ハラスメント』ゼロ!プロジェクト」を始めた。【BuzzFeed Japan/伊吹早織】

プロジェクトでは、企業の経営トップから「就活ハラスメントゼロ宣言」への賛同者を募り、その第一号としてドワンゴ株式会社の代表取締役社長、夏野剛さんが名を連ねた。

また、代弁者を通じて匿名で相談できるオンラインサービス「QCCCA(キュカ)」と連携し、被害者が安心して声を上げられる環境づくりを目指す。

相次ぐ性的暴行事件

就活ハラスメントは今年2月、大手ゼネコン「大林組」の社員が、就職活動でOB訪問に来た女子学生にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで逮捕された事件で大きく注目を集めた(のちに不起訴処分)。

また、3月には住友商事の社員が、同じくOB訪問に来た女子学生に性的暴行を加えたとして、準強制性交などの容疑で逮捕された。

4月には、職場のパワハラ防止義務を設けた「女性活躍推進法」の改正案が可決され、「フリーランス、就職活動中の学生等に対するセクシュアルハラスメントなどの被害を防止するため、必要な対策を講じる」よう求めた付帯決議も採択された。

プロジェクト呼びかけ人の一人で、相模女子大学客員教授の白河桃子さんは「ハラスメントは企業の病。法改正によって、企業にはさらに社員を守る義務と責任が発生する。就活ハラスメントも仕事領域の問題であり、個人の問題に矮小化してはいけない」と指摘する。 

就活ハラスメントゼロ宣言は「私たちは経営者として、組織の長として、すべての就職活動におけるハラスメントをゼロにすることに賛成します」と掲げている。

第一号の賛同者として加わった夏野社長は「就活に関しては、被害を受ける方が社内の人間じゃないので、通報窓口などに相談が来ることが少なく、経営側としても非常に見えにくい領域。だからこそ、トップが強いメッセージを出す必要がある」と語る。

「ハラスメント案件は正直どこの会社でもありますが、それにどう経営幹部が対応するかが、社員に対して大きなメッセージになる。経営層はハラスメントゼロ宣言をするべきだと思います」

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最終更新:5/24(金) 17:29
BuzzFeed Japan

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