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7連覇達成も…なぜバイエルンは監督交代騒動に揺れているのか?

5/24(金) 17:20配信

GOAL

バイエルン・ミュンヘンが監督交代騒動に揺れている。

1週間前、『Goal』ではスクープとして「バイエルンは2冠を達成してもニコ・コバチを解任する」と伝えた。2冠の可能性を残していたバイエルン側は当然火消しに走ったが、現在も騒動は収まっていない。ジュレン・ロペテギやマウリシオ・ポチェッティーノなど、様々な監督が候補へと挙げられている。それは、ブンデスリーガ7連覇というだけでは隠しきれないピッチ上での問題にある。言わずもがな、チャンピオンズリーグ(CL)での早期敗退も大きな打撃となっているが、それ以上にコバチの信奉するスタイルが問題視されているのだ。
(文=ニーノ・ドゥイット)

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支配者のようなサッカーを求めて

バイエルンが第一に狙いをつけたのが、アヤックスを率いるエリック・テン・ハーグだ。今季、バイエルンはCLでアヤックスと対戦し、2分けに終わっている。しかし、互角の結果とは裏腹に、アヤックスのスタイルは称賛され、コバチは評価を落としたのだった。

後に、アヤックスはベスト4まで勝ち進んだことで、コバチは「決して格下に遅れを取ったわけではない」とでも言うかのように溜飲を下げたが、現在も自身の地位を固めきれていないのは、力不足であることに他ならない。

テン・ハーグは非常に攻撃的な戦術を好む監督で、バイエルンのCEO、カール・ハインツ・ルンメニゲも注目している。おそらくはウリ・ヘーネス会長もそうだろう。というのも、テン・ハーグはバイエルンで働く上で最も重要な“面接”をすでに済ませている。実は、すでにバイエルンで働いた経験を持っているのだ。

2013年から2015年にかけて、テン・ハーグはバイエルンのリザーブチームの監督であった。当時トップチームの監督はペップ・グアルディオラ。チームには、最近ルンメニゲが将来の監督と名指しで挙げたシャビ・アロンソがいた。

バイエルンが欧州で指折りの魅力的なスタイルのフットボールを展開していた時、その3人が在籍していた。相手に関係なく自分たちの主義を貫く。それこそが“ミア・ザン・ミア“の哲学を押し通したもので、バイエルンだ。つまりは「支配者による支配者のフットボール」。では、最近のバイエルンのフットボールはどうだろうか? ニコ・コバチのフットボールとは何であろうか? この質問に答えるのは少々難しい。

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最終更新:5/24(金) 17:20
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