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園児の散歩、安全強化 県内、大津の事故受け

5/24(金) 1:19配信

北國新聞社

 大津市で散歩中の保育園児らが車にはねられ死傷した事故を受け、石川県内の保育園や幼稚園で園外活動の安全を強化する動きが広がっている。散歩コースを見直したり、車の運転手にアピールするため職員の活動着を目立つ色に変更したり。個々の対策は進むが、大津の事故のように車が急に突っ込んでくる可能性はあり、関係者からは「散歩をやめるわけにはいかず、できる限りのことをするしかない」との声が漏れる。

 金沢市三口新町3丁目のすえひろこども園。職員は鮮やかなピンク、青、紺の3色の活動着を曜日別に着用している。大津の事故後、これまで以上にドライバーの目を引こうと、さらに明るい色の活動着も注文した。

 散歩の際は市条例で定められている、園児1人当たりの保育士の配置基準よりも1人多い職員が帯同し、職員が列の最前線に立つなど細心の注意を払ってきた。職員会議で五つある散歩コースを見直し、声掛けを徹底するよう申し合わせた。辻岡秀雄園長は「常に気を付けているが、それでも万全とはいえない」と胸の内を明かす。

 大津の事故では信号待ちをしていた園児が巻き込まれた。金沢市みずき4丁目のみずきこども園では、住民有志でつくる「キッズサポート隊」が24日から散歩の見守り活動に乗り出す。平寿彦隊長は「地域の子どもは自分の孫との思いで、かけがえのない命を守る」と意気込む。

 同市袋板屋町の東浅川こども園は、広さ約820平方メートルの運動場が20日に完成したことを受け、散歩の代わりに運動場での活動を増やす方針だ。同園によると、市内では散歩の図上演習を行った施設もあるという。

 小松市では23日、小松署と市の職員がこども園、保育園から要望のあった散歩ルートの2カ所で安全点検を行った。いずれも交通量の多い交差点で、ポールや柵の設置などの車止め対策を検討する。七尾市矢田町のやまと保育園は散歩の安全マニュアルを見直した。

北國新聞社

最終更新:5/24(金) 1:19
北國新聞社

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