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紅白Pも度肝を抜かれた「語り部」桑田佳祐と「ひとり紅白」の凄み

5/25(土) 7:06配信

BuzzFeed Japan

昭和から平成の大衆音楽史を彩った名曲たちを、桑田佳祐がたったひとりでカバーする『ひとり紅白歌合戦』。

2008年から5年ごとに開催してきた桑田のライフワークとも言えるステージが『ひとり紅白歌合戦三部作 コンプリートBOX』として6月5日に発売される。

本家・紅白のチーフ・プロデューサーは、『ひとり紅白』をどう評価するのか? NHKエンターテインメント番組部の加藤英明プロデューサーに聞いた。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

「とてつもないイベント」

――加藤さんと紅白のかかわりについて教えてください。

1997年に入局し、最初は民放さんでいうところのADのような立場で携わりました。2000年から4年ほど大阪に転勤していましたが、東京に戻ってからは、また紅白にかかわって。

2011年、2012年は総合演出というディレクターの仕事をして、去年の紅白では2人いるチーフ・プロデューサーの1人として、制作統括を務めました。

――加藤さんの目から見た『ひとり紅白』の感想は。

去年の紅白でサザンオールスターズに出演オファーをしているさなか、11月末にパシフィコ横浜であった『第三回ひとり紅白歌合戦』に伺いました。

最初から最後まで見させていただいて、これはとてつもないイベントだなと。ひとりで歌い、踊り、司会までする。桑田さんの表現者としての懐の深さを感じました。

2008年、2013年、2018年の3回にわたる『ひとり紅白』で、桑田さんは170以上の楽曲と向き合い、一曲一曲自分の体に入れ、アレンジを考え、ステージパフォーマンスをされてきた。

この『ひとり紅白』を軸に番組をできないかと考え、『桑田佳祐 大衆音楽史ひとり紅白歌合戦』として、3月にNHK総合で特番を放送しました。

ひとり紅白から本家・紅白へ

――番組づくりの過程で見えてきたものは。

昨年の紅白で、なぜサザンオールスターズは35 年ぶりにNHKホールでパフォーマンスをしてくれたのか。その答えを探すような番組になりました。

昭和・平成と大衆音楽をつくり続けてきたソングライターが、『紅白』というフォーマットを生かしながら、日本の大衆音楽と真っ向からぶつかり合う――。

その『ひとり紅白』が完結し、ひとつの到達点を迎えた後に、サザン40周年というタイミングで、本家の紅白に出ていただいたわけです。

もちろんそれはプロデューサーとしての僕の勝手な仮説ではあるのですが、いまから考えると、美しいストーリーだったなと思います。

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最終更新:6/1(土) 22:43
BuzzFeed Japan

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