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WHO総会、台湾参加ならずも成果残す 日米とは防疫の連携強化で合意

5/26(日) 17:15配信

中央社フォーカス台湾

(台北 26日 中央社)陳時中衛生福利部長(保健相)は25日、世界保健機関(WHO)年次総会が行われているスイス・ジュネーブから帰国し、台北市内で記者会見を開いた。陳部長によれば、訪問団は滞在期間中71回の会合を開催。日本や米国とは防疫における連携を強化させることで合意したという。

台湾は2009年から8年連続でWHO総会にオブザーバーとして参加していたが、17年以降は中国の圧力によって出席できていない。陳部長は開幕前の18日、訪問団を率いて現地入りし、滞在中は国際記者会見の開催や各国の代表との会談などを通じて交流を図った。

陳部長は今回のジュネーブ訪問について、全行程をスムーズに終えられたと評価。台湾の存在を国際社会に示すことができたと満足感を示した。行った71回の会合のうち、32回が国同士の会談で、39回が非政府組織(NGO)とのものだったと説明し、中国による圧力について各界から関心が寄せられたほか、台湾がWHOや総会に参加していないことで防疫に空白地帯が生まれることを懸念する声も聞かれたと紹介した。

陳部長は、防疫に関する情報は即時性が重要であり、水面下での話し合いやつながりでは効果が得られないと強調。そのため、日本とは防疫のための公的なプラットフォームの立ち上げを検討したと話した。米国については、米国がすでに運用しているプラットフォームに参加すれば防疫の効率はより上がるとの見方を示した。

同部疾病管制署の周志浩署長は、米国や日本とはすでに防疫に関する基本的な連携の基礎が整っていると指摘。周署長によれば、米国とはデング熱ワクチンの臨床試験などで連携している。日本とは、地域の防疫ネットワークの強化に努める方針だという。

(張茗喧/編集:楊千慧)

最終更新:5/26(日) 17:15
中央社フォーカス台湾

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