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よく見たらタイヤの柄だ! TOYO TIREの浴衣が話題 型紙や染色もこだわり「独特な意匠性感じて」

5/27(月) 7:00配信

withnews

 タイヤの地面と接する部分「トレッド」のパターンを使った浴衣が、ネット上で注目を集めています。企画したTOYO TIREに話を聞きました。

【画像】全3種類の浴衣はこちら。花火大会での写真や、社員がモデルとなってタイヤと並んで撮影した写真も

タイヤのトレッドとは

 溝が刻まれることによって立体的になっているトレッドの表面。

 タイヤの性能は、使用しているゴムに加えてトレッドの形状が大きく左右します。

 駆動力や制動力、雨天時の排水性、操縦安定性、騒音抑制、乗り心地などがそうです。

 開発現場では専門デザイナーが基本デザインを立案して、コンピュータ・シミュレーションによって最適化。

 熟練の技術者の手でプロトタイプを彫り起こし、数々の試験をクリアしたものだけ採用されているそうです。

浴衣は全3種類

 そんなトレッドの意匠を採用した浴衣が、ツイッター上で話題になっています。

 浴衣は全3種類で、モチーフになっているのはTOYO TIREのタイヤの中でも特にトレッドデザインに人気がある「PROXES R1R」「OPEN COUNTRY M/T」「NANOENERGY 0」の3商品です。

 「これはいいクリエイティブだ」「言われないとわからないけどこれはいい」といったコメントが寄せられているこの浴衣。

 発表されたのは2014年。大阪市であったイベントで初披露され、海外のイベントでもジャパン・ステータスを伝えるプロモーション・ユニフォームとして活用しているそうです。

TOYO TIREに聞きました

 企画の狙いについて、広報企画部の長田真由美さんはこう説明します。

 「当社製タイヤは独特な意匠性が高く評価されています。その豊かな表情に目を向け、デザイン性を感じていただくアイデアの一つとして、夏の風物詩である浴衣の柄として採用しました」

 意匠に広く注目してもらうためには、ノベルティーを制作して配ることが一般的ですが、今回はあえて浴衣に。

 「浴衣や着物は日本の伝統の中で息づいてきたものです。これを即物的にプリントして扱うのではなく、むしろ、本物の世界へいざなうメディアとして企画しました」

 江戸染色型紙の老舗「青木型紙店」の青木裕之氏に柄のもとになる型紙を依頼。「江戸ゆかた染元・高常」の高橋榮一氏に江戸時代から受け継がれる伝統的な技法で染色を依頼したそうです。

 「トレッドパターンは、見た目における言わば『タイヤの顔』であり、タイヤ最大の個性といえます。技術力の裏づけでもあるトレッドデザインの意匠性を、江戸浴衣の染色技法に掛け合わせ、国内だけでなくグローバルに活用できる独創的なコンテンツとして完成させました」

「感謝の念でいっぱいです」

 単にファッション性を追い求めるのではなく、タイヤづくりに懸ける情熱とプロフェッショナリズムが投影されているというトレッドパターン。

 その思いを「本格的に浴衣を仕立てるという作業を通じて伝えたかった」という狙いもあったそうです。

 話題になったことについては、こう話します。

 「Tweetがきっかけで、再び注目が急上昇したことをたいへん嬉しく喜んでいます。ユニークな本質をバリューとして受け止め、それを評価いただけることをとても光栄にも感じ、感謝の念でいっぱいです」

最終更新:5/27(月) 7:00
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