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なぜ『ポッキー』CMは踊らなくなったのか?

5/26(日) 8:40配信

オリコン

 発売から50年以上経過し、江崎グリコを代表する不動の商品『ポッキー』。そのCMと言えば、若手女優や男性グループが踊るダンスを思い浮かべる人が多いだろう。だが近年、同CMではダンスをメインとした展開が影を潜めている。同CMの変遷をたどりながら、“なぜ『ポッキー』のCMは踊らなくなってしまったのか”を探った。

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■子ども向けから一変 夜の街で“大人のたしなみ”として流行 幅広い世代への訴求

 『ポッキー』が誕生したのは1966年。60年代は、明治や森永製菓の板チョコレートが全盛の時代。そこで江崎グリコは、食感も味わいも軽いライトなチョコスナックで攻勢を図ろうと『ポッキー』を開発。「ポキっとした食感」から『ポッキー』と命名した。手が汚れるのを防ぐため、持ち手部分を残して開発したのも功を奏したのであろう。子どもを中心に注目を集め、爆発的なヒット商品となった。

 発売から20年経ち、時代はバブル景気に突入。同社は、もっと大人にも『ポッキー』を食べてもらおうと考え、ある施策を打ち出した。それが「ポッキー・オン・ザ・ロック」である。『ポッキー』をマドラー替わりに使ってクルクル回す、あの食べ方だ。

 当時『ポッキー』は、お酒に合うチョコレートとされ、飲食店のメニューの一つとして出されていた。また大阪のクラブなどでは、お姉さんが『ポッキー』をマドラー替わりに使ってクルクル回すのがはやっていたという。そういった事象から、「ポッキー・オン・ザ・ロック」は発案されたのではないかと言われている。

 同社は、「ポッキー・オン・ザ・ロック」というキャッチフレーズでキャンペーンを展開。CMには松田聖子を起用し、実際に『ポッキー』を使ってグラスの中でクルクル回す演出を取り入れた。CMは大きな話題となり、子どももジュースで試すというプチ社会現象も起きた。

 また80年代は、「旅にポッキー」というテーマでもキャンペーンを展開した。当時、女性ファッション誌はこぞって旅特集を組むなど、OL同士の旅行がはやっていた時代。そこで『ポッキー』CMでは、松田聖子に加え菊池桃子を起用し、さまざまな観光地で『ポッキー』を食べる姿を映した。『ポッキー』は持ち運びにも適しているお菓子なので、OLにも食べてもらおうという思いがあったのだろう。

 90年代もさまざまな『ポッキー』CMが制作されたが、中でも注目を集めたのは「ポッキー四姉妹物語」だ。『チョコレート』と『アーモンドクラッシュ』、『つぶつぶいちご』、『マーブル』の4つの味を擬人化しCMを制作。四姉妹には、それぞれ長女・清水美沙、次女・牧瀬里穂、三女・中江有里、四女・今村雅美を起用した。味の特徴をしっかりと打ち出すために取り入れた擬人化という手法は、当時、非常に斬新だった。

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最終更新:5/28(火) 13:25
オリコン

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