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ベネチア、マナーの悪い観光客に最高6万円の罰金導入へ 地面の座り込み禁止

5/26(日) 10:10配信

The Telegraph

【記者:Nick Squires】
 イタリアの都市ベネチアでマナー違反を犯した観光客は、同市から締め出されることになる。世界遺産の観光名所に押し寄せる数百万人もの観光客にマナーを守らせるための新たな取り組みだ。

 ベネチア当局が快く思わないマナー違反とは、公共のベンチで寝そべる、地面に座ったまま飲食する、店先で座り込んだり、寄りかかったりする、ベネチア名物である石造りの井戸を支える台に座る、などさまざまある。

 市議会は16日、新たな制裁措置を賛成22人、反対わずか6人という圧倒的多数で承認。軽度の違反と認められた場合の罰金は25ユーロ(約3000円)からだが、運河で泳いだり、街中を上半身裸で歩き回ったり、石橋の階段に腰を下ろして長時間休憩したりするなど、深刻な違反行為と認定された場合は最高500ユーロ(約6万1000円)の罰金が科されることになる。

「公共の場を水着や上半身裸で歩くのは禁止されている」と市議会は述べ、さらにこのルールは運河を運航する乗り合いモーターボートを利用する観光客にも適用されるとしている。その他、「運河や港で泳いだり、飛び込んだりする」行為や、ベネチア以外にイタリアのローマやフランスのパリでも流行している、金属製の手すりに南京錠を掛ける行為も同様に禁止されている。

 極めてマナーが悪いか、違法行為を繰り返す観光客はベネチアへの立ち入りを一切禁止される可能性もある。同種の法令は、イタリアで暴力的なサッカーファンをスタジアムから締め出す際に適用されており、「Daspos」(ダスポス、「Divieto di Accedere alle Manifestazioni Sportive(スポーツイベントへの入場禁止)」の頭字語)として知られている。

 また、ベネチアが導入を進めている観光税は、9月には実施されるとみられ、閑散期は1人3ユーロ(約370円)、繁忙期は8ユーロ(約980円)、夏の週末など訪問客が過剰なレベルに達する「超繁忙期」は10ユーロ(約1230円)が課される予定だ。

 ただし、ベネチアのルイージ・ブルニャーロ市長は今年、観光客がどれだけベネチアに押し寄せても、ベネチア入りを拒否される人はいないと明言している。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:5/26(日) 10:10
The Telegraph

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