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5年間で記者会見はたった1回 インドの13億人を率いる「親日家」とは何者か

5/26(日) 17:28配信

BuzzFeed Japan

「豪腕」「親日家」インドのモディ首相とは

インドで5月23日、総選挙の開票が行われ、与党・インド人民党が勝った。ナレンドラ・モディ氏の首相続投が決まった。

ナレンドラ・モディ氏は、インド人民党の顔として2014年の前回総選挙で圧勝し、政権を握った。今年の総選挙(下院選)でも引き続き勝利を収め、モディ政権の継続が決まった。

モディ氏の売りは、インフラの整備を進めながら外資の誘致や技術の導入をはかり、インド経済を振興する政策。まとめて「モディノミクス」と呼ばれる。

インドは人口約13億人、有権者数9億人。文字通り「世界最大の民主主義国」だ。日本との関係も良好だ。

経済成長は著しく、近いうちにGDP総額で日本を超え、アメリカ、中国に次ぐ世界第三位の経済大国になると予想されている。

「豊かになりたい」というインドの市民の心を捉え、今回の選挙でも勝利を収めた。

Twitterのフォロワーは4700万人を超え、公式アプリでも日々、自らの行動を伝えるソーシャルメディア巧者なのに、首相に就任してから開いた記者会見は、たった1回だけ。

インドでは「豪腕」で知られるモディ氏は、何者か。【Kando, Yoshihiro/BuzzFeed Japan】

2014年から続くモディ政権下で、日印関係は良好だ。

モディ政権下、日印関係は良好だ。特に安倍晋三首相とは、モディ氏がまだ地方の政治家だった時代を関係を維持してきた。

こうした関係を土台に、インドは、モディ氏の地元グジャラート州アーメダバードと西部の最大都市ムンバイの間で、日本の新幹線を導入して高速鉄道を建設することを決めている。さらに、日印原子力協定を結び、インドへの原発技術の輸出も可能となった。

インドに進出する日本企業は1441社で、10年で3倍近くに増えた。日印間では毎年、首脳の相互訪問が行われている。

中国の膨張をにらみ、日印の連携が強まっている。

インドと日本は、外交や防衛面でも中国との対抗戦略上、互いを必要とする状態になっている。

インドにとって中国は、国境紛争から1962年には戦火を交わした、最大の「仮想敵」だ。「ナショナリスト」で知られるモディ氏は、中国への対抗意識が強い。

その中国は、インド洋への進出を始めている。2014年9月には、スリランカに中国の習近平国家主席が訪問する直前、コロンボに中国海軍の潜水艦が寄港し、インドを慌てさせた。

こうした動きを警戒するモディ政権と、同様に中国の膨張を警戒する安倍政権は、米国やオーストラリアとともにインド洋と太平洋でインドと連携し、中国に対抗しようとしている。

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最終更新:5/26(日) 17:28
BuzzFeed Japan

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