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クール&ザ・ギャング、結成55年を振り返る「セレブレーション」誕生秘話も:インタビュー

5/26(日) 11:11配信

MusicVoice

究極のパーティー・チューン「セレブレーション」の誕生秘話

――80年代を振り返って、もっとも忘れられないエピソードは何ですか?

 それは難しい質問だね。80年代には本当にいろいろなことがあったよ。そんな中で忘れられないのは、UKのアーティストに混じって、エチオピアの飢餓救済ためのチャリティー・プロジェクト、バンド・エイドの曲(「Do They Know It’s Christmas?」)に参加した事だね。唯一のアメリカのバンドとして参加したんだ。その他にもいろいろあったよ。2002年、ケニアではAIDS啓発コンサートをやったんだ。それも非常に印象深いよ。50万人も動員したんだ。ケニアの保健省の主催の慈善事業で、とても大きな意味があったんだ。それに80年代は、何度もアメリカン・ミュージック・アワードを受賞した。どれも忘れられない思い出だよ。

――これからのクール&ザ・ギャングは、どのようなチャレンジをしようと思っていますか?

 レコード会社のユニバーサルと契約をちょうど更新したところなんだ。今、ドキュメンタリー映画を作っているんだけど、仮タイトルは『Hollywood Swinging - Kool and the Gang Story』だ。本も同時に準備中さ。まだそういうことをやってなかったからね。それにラスベガスでミュージカルとか。そういうことをやりたいね。

――さきほど家族として、バンドとして、ずっと一緒に頑張ってきたという話が出ましたが、
音楽的にはどんなことをやろうとしてきましたか?

それは…流れに任せてきた。ただ音楽的なことで言えば、1つのことに固執したりしてこなかった。何かヴァイブを感じればそれに従う。例えば、昔カリブ海にいたときには、「Caribbean Festival」という曲ができた。(オリジナルメンバーの)ジョージ・ブラウンはたった17歳の時に、当時のガールフレンドで、のちに奥さんになる女性についての曲を書いたんだけど、弟はボブ・マーリーの影響を受けて「Get Down On It」を書いた。俺たちは特定のグルーヴには固執していないんだ。他にもロックの要素を取り入れるアイデアがあって、それが「Misled」に繋がった。「Tonight」は更にロックっぽくなった。いつも流れに任せてきたってことだ。


――ちょうどお話が出たので、ソングライディングについて聞かせてください。キャリアを代表する名曲「セレブレーション」ができた経緯はどんなものだったんでしょうか? 「セレブレーション」は究極のパーティーソングです。世界中でずっと愛されてきました。この曲について聞かせてください。

 始まりはアメリカン・ミュージック・アワードだったんだ。当時、妻と俺はニューヨークでStudio54やRegine’sなど、いろいろなクラブに顔を出していた。そこでは毎週末レディース・ナイトがあったんだけど、そんな中、ジェームス“JT”テイラーが加入して、最初にレコーディングしたのが「Ladies’ Night」だった。その曲でアメリカン・ミュージック・アワードを2部門で受賞したんだよ。そしてLAから家に戻ると、弟が受賞をお祝いしようと言った。そのための曲のアイデアがあると言った。それが「Celebration」だった!ピアノやギターのパートを聴かせてくれて、最初はどんな曲になるかわからなかったけれど、それが結局は君がさっき言った通り、世界中でずっと愛される曲になったんだ。30年以上に渡ってね!!

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最終更新:5/26(日) 11:11
MusicVoice

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