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【ブラジル】下水道普及に大きな差 南東部88%、北部21%

5/26(日) 8:39配信

サンパウロ新聞

 ブラジル地理統計院(IBGE)が22日に公表した全国家庭サンプル継続調査(Pnad Continua)の報告書は、ブラジル国内の5地方(北部、北東部、中西部、南東部、南部)の間には下水道網の普及度合いに大きな開きがあることを示している。

 同日付で伝えた伯メディアによると、同調査は、2018年時点ではブラジルの全世帯の66.3%が下水道、もしくは下水道につながっている「下水だめ」を介して下水を処理していたとしている。

 これを全国の5地方別に見た場合、サンパウロ、リオ・デ・ジャネイロ両州を抱えて国内で最も進んでいる地方とされている南東部が88.6%と最も高かった。パラナ、サンタ・カタリーナ、リオ・グランデ・ド・スルの3州から成る南部は66.8%、ブラジリア連邦直轄区やゴイアス州などが属する中西部は55.6%、バイア、マラニャン、セアラー、ペルナンブコなどの9州で構成される北東部は44.6%、そしてアクレ、アマゾナス、パラーなどの7州が属する北部は21.8%だった。

 これはつまり、ブラジル南東部では10世帯のうちのほぼ9世帯が下水道網を利用して衛生的に下水を処理できているのに対し、北部では10世帯のうちの2世帯しか衛生的な下水処理ができていないということだ。

 しかしそれでも、ブラジル北部における下水道の普及は少しずつではあるが進んでいる。下水道、もしくは下水道につながっている下水だめを介して下水を処理している世帯の割合は16年18.9%、17年20.3%、そして18年21.8%と徐々に大きくなってきている。

 なお同調査では、18年の時点では全国7100万世帯のうちの170万世帯が専用のトイレを有していないということが確認されている。

サンパウロ新聞

最終更新:5/26(日) 8:39
サンパウロ新聞

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