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北方領土問題~現状は“時効の成立”を止めるための交渉か

5/26(日) 12:41配信

ニッポン放送

米露関係が改善されない限りチャンスは遠い

飯田)ロシアは対独戦勝記念日を迎えて、そのパレードを北方領土の古釜布でもやっていたという話が出ていますけれど、やはり実効支配ということですか?

宮家)これは仕方がないですね。昔は戦争で取り返したのですが、いまは領土を取り返すための戦争は違法ですから。もちろん日本はそんなことしません。

飯田)それを交渉でとなると、相当難しい。

宮家)いまの状況でいちばん問題なのは、アメリカとの関係がロシアも中国も悪いということです。ロシアだって本当に問題なのは中国だということは分かっているのです。あれだけ国境が長く人口差もあって、経済力も違うとなれば、本来ロシアにとってはアメリカも嫌だけれど、中国がもっと嫌なわけです。しかし中国とアメリカの関係は悪い、ロシアとアメリカの関係も悪いから、今ロシアと中国は一緒にならざるを得ない。

飯田)敵の敵は味方と。

宮家)戦術的にはね。そういう状況が続くと、なかなか北方領土の問題も含め、日本との関係改善、アメリカとの関係改善を図るためにロシアが新しい政策を取ることは難しい。それが当分続くのかなと思います。中国が本当の安全保障上の問題だということを分かって、しかもそのことを戦略的に判断して政策を変更するというところにロシアが行くには、もう少し時間が掛かるかもしれません。そういう時期がしばらく続くのかな、嫌だなと思っております。

飯田)そうすると米露関係の進展によっては、日本にとってもこの問題に関してチャンスが出て来るということですか?

宮家)そうですね。米露関係が良くなって、「やはり中国がおかしい」ということになったときには状況が変わるのですが、トランプさんもいまロシアとの問題を抱えているでしょう。しかもロシアゲートのことで400ページもも特別検察官の報告書が出てしまって、今度はトランプさんの息子が議会に呼ばれるのです。上院の共和党の一部の議員も賛成していて、追い詰められているので、トランプ政権としてもロシアとの関係改善という状況にはまるでないのです。

ニッポン放送

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最終更新:5/26(日) 12:41
ニッポン放送

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