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菊池涼介が証言 広島浮上は4.17巨人戦の丸弾で“尻に火”がきっかけ

5/27(月) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 広島の連勝は11でストップした。

 26日の巨人戦。同点の八回に巨人・重信に犠飛を許し、接戦を落とした。それでも敵地での首位攻防戦は2勝1敗と勝ち越し。2ゲーム差で首位をキープする。この日も3点差から代打・長野の適時打で一時同点とするなど、負けてなお強しという印象を植え付けた。巨人の原監督は「なかなかすんなりいかないけど、勝ったのは大きい」と3タテを免れ、安堵した様子である。

菊池涼介メジャー移籍の“お値段”は?

 それにしても、たった1カ月前は最下位だった広島。浮上のきっかけはあったのか。チームを引っ張る菊池涼介(29)が「あの勝ちはデカかった」と振り返るのが4月17日の巨人戦だ。

 先月の巨人との九州シリーズ2連戦。16日の鹿児島での初戦は守備が乱れ大敗を喫し、借金8、首位巨人との7ゲーム差はいずれもワーストに膨れ上がった。翌日の熊本での第2戦は、八回に広島から巨人へFA移籍した丸に勝ち越し2ランを浴び、最悪のシナリオで敗色濃厚。が、広島打線は九回に3点を奪って大逆転勝ちを収めた。

 2死三塁から起死回生の同点二塁打を放った前出の菊池涼が続ける。

「もしあのまま巨人に連敗していたら、歯止めが利かずにそのままズルズルいきかねなかった。普段はあまり一喜一憂しないんですけど、あの同点打はめちゃくちゃうれしかったですから。その前に丸が2ラン? あれでみんな目が覚めたというのはありますね」

 もし負けていたら借金9。2007年に日本ハムが借金8から逆転優勝した例はあるが、借金9からはプロ野球史上一度もない「デッドライン」だった。

 1番の野間も「確かに熊本ですね。丸さんのホームランでみんなに火がついて、チームに勢いが出てきた気がします」と証言する。

 そこから広島は8連勝で一気に借金を返済。熊本での勝利以降、24勝7敗1分けと驚異的な勝率で、あっという間に巨人を抜き去り、首位に立った。しかし、菊池涼はこうも言っている。

「今は勝っているけど、4月はああいう状態だった。過信と油断は絶対禁物。何かの拍子に4月みたいな状態に逆戻りしてしまう可能性だってありますから」

 大黒柱の丸を失いボロボロだった4月、広島ナインの横っ面をひっぱたき、目覚めさせてくれたのは、他ならぬ丸であり、首位を争う巨人だったというのは皮肉である。

最終更新:5/27(月) 17:20
日刊ゲンダイDIGITAL

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