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阪神・近本プロ初先頭弾!全ベイファンが泣いた4発虎祭り

5/27(月) 8:30配信

デイリースポーツ

 「DeNA0-7阪神」(26日、横浜スタジアム)

 阪神が4本塁打の一発攻勢で完勝した。口火を切ったのはルーキーの一振りだ。ドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が、プロ初の初回先頭打者弾を放って先制した。近本はこの一発を含む3安打をマーク。全5打席で出塁して打線をけん引した。チームは2017年8月以来となる月間勝ち越しを決めた。

 浜風の後押しだけではない。敵地に詰め掛けた虎党の声援が、白球をスタンドまで運んだ。プレーボールの宣告からわずか20秒。近本のバットから放たれた打球は美しい放物線を描いて右翼席へ飛び込んだ。プロ初の先頭打者弾。虎の切り込み隊長の一撃が勝利の呼び水となった。

 前日の同戦で最終回に5点を奪い、1点差まで詰め寄った勢いを継続した。初回、左腕・浜口が投じた1ボールからの2球目。甘く入った136キロカットボールを強振した。「簡単に打てる投手ではない。甘い球をしっかり仕留められるようにとイメージして。1球で仕留められたのでよかった」。完璧に捉えたアーチで流れを呼び込んだ。

 4月25日の同戦以来、117打席ぶりの今季5号ソロは、小学6年生以来という先頭打者本塁打。球団の新人先頭打者アーチは16年・高山以来、3年ぶり4人目の快挙だ。

 一発を放った後も自分の役割は見失わなかった。二回は中前打を放ち、四回には四球で出塁。すかさず二盗に成功し、ヤクルト・山田哲に並ぶリーグトップの14盗塁とした。八回にも中前へ運び、チームトップとなる今季5度目の猛打賞をマーク。5打席全て出塁し、打率は・305まで上昇してきた。

 結果を残すために試行錯誤を続けている。指2本分短く持つバット。「短く持っても打球の飛距離は変わらないですし、対応することができる」。シーズン開始当初は1本分だったが、対応するために徐々に短くなった。一方で練習では長く持ち、前試合での感覚をリセットしてから臨むようにしている。

 打撃や走塁などプレーには強いこだわりを持つ一方で、個人成績には無関心だ。「チームの勝率や、首位とどれくらい差が開いているのかは確認しますが、リーグで自分の打率や盗塁が何位かは把握していません」。チームに貢献する一打、1盗塁を求めている。

 28日からは甲子園で宿敵・巨人を迎え撃つ。猛虎打線をけん引するのは、不動の1番打者となりつつある近本。ルーキーの躍動が、チームを上昇気流へと乗せていく。

最終更新:5/27(月) 8:53
デイリースポーツ

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