ここから本文です

新型アウディA6アバントは操作フィール、乗り心地、運転支援などあらゆる面で完成されていた

5/27(月) 6:56配信

carview!

シングルフレームグリルを起点としたデザイン手法の完成型

アウディ A6 アバントは、写真で見た印象よりもはるかにきれいにまとまった、美しい形のステーションワゴンだった。ご存じの方も多いようにアバント(Avant)とはフランス語で「前に」という意味。アウディがステーションワゴンというボディスタイルを荷役車ではなく、先進的なものだととらえているのだ。A6 アバントもまた、実用性を超えた豊かさや贅沢さを感じさせる造形だ。

>>A6アバント フォト集<<

近年のアウディのデザインについて、「A4とA6とA8の区別がつかない」とか、「モデルチェンジの前と後での違いがわからない」という声を聞く。それはもっともだと思う一方で、アウディの狙い通りではないかとも感じる。

シングルフレームグリルで機能美を表現し、深いキャラクターラインや複雑な面構成といった“飛び道具”ではなく、本質的なプロポーションの美しさで勝負しようというのが最近のアウディ・デザインのコンセプトだ。理想の形はそんなにいくつもあるわけではないだろうから、理想を追求すると似てくるのはある意味で当然なのだ。

新型A6は、六角形のシングルフレームグリルが横長になり、いかにも安定して速く走りそうなロー&ワイドな造形となっている。また、4輪のフェンダーのデザインが強調され、アウディ独自の4駆システムquattro(クワトロ)が力強く大地を蹴ることをイメージさせる。

とはいえ、ひとつの金属の塊を削り出したかのようなカタマリ感と無駄のない美しさは従来型を継承している。新型A6は、シングルフレームグリルを起点にした現在のデザイン手法のひとつの終着点、完成型ではないかと感じた。それほどまとまりがあって破綻のない造形だ。

上下2段のタッチパネル採用でインテリアを一新

エクステリアは熟成を図っている印象を受けたけれど、インテリアははっきりと一新された。簡単に言えば、インフォテインメントや空調などはすべてタッチスクリーンで操作するというコンセプトでデザインされており、スイッチやボタンはほぼ姿を消した。インパネには上下2段のタッチパネルが備わり、上のパネルではインフォテインメント系、下のパネルでは空調系をコントロールする。

言ってみればスマホ時代のデジタルなインテリアで、車両セッティングやスマホとの連携、運転支援機能の操作など、わずか10年前と比べても飛躍的に情報量が増えたクルマをスマートに扱うためのひとつの解だ。最初は大きな変化に驚くけれど、新しいPCやスマホと同じく、半日もさわっていると直感で操作できるようになる。

内外装をチェックしたところで、走り出す前に日本に導入されるアウディA6の仕様を説明しておきたい。ボディスタイルはセダンとアバントの2つで、いずれも「S Line」仕様。搭載されるパワートレーンは共通で、最高出力340psを発生する3L V型6気筒ガソリンターボと7段AT(ツインクラッチ式のSトロニック)との組み合わせとなる。導入当初のパワートレーンはこの1種類のみ。駆動方式はアウディ独自の4駆システム、クワトロとなる。また、この仕様をベースに、導入を記念して装備を充実させたデビューパッケージ仕様も用意されている。

なお、日本仕様には4輪を操舵する「ダイナミックオールホイールステアリング」のほか、アクティブレーンアシストとアダプティブクルーズコントロール、トラフィックジャムアシストを統合した「アダプティブドライブアシスト」、24時間のオペレーターサービスが受けられる「アウディコネクト」といった先進機能が標準装備される。試乗したA6アバントS Lineは本体価格が1041万円で、そこに38万円也のドライビングパッケージを筆頭に、計121万円分のオプションが装着されていた。

1/3ページ

最終更新:5/27(月) 6:56
carview!

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事