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中国向け鮮魚輸出10年で19倍 所得向上で高級魚志向

5/27(月) 12:15配信

みなと新聞

 中国への鮮魚輸出が急伸している。2018年度(18年4月~19年3月)の実績(香港、マカオ除く)は790トン(前年度比67%増)、21億円(61%増)。ここ10年間でそれぞれ14倍、19倍に膨れ上がっている。近年の所得向上に伴う中国の高級海産魚志向の高まりが背景にある。特に、日中関係の改善の兆しが表れ始めた昨年からの伸び幅が拡大している。

 鮮魚輸出急増をけん引しているのはクロマグロ。18年度の輸出高は329トン(53%増)、10億9440万円(44%増)で総量の約4割、総額の5割を占める。対中輸出が目立ちだした13年から数量で9倍増えている。大半は養殖クロマグロとみられる。

 また、マナガツオ、メンボ(ウマヅラハギ)も目立っている。この他、アジ、サバ、タイ類、ブリ類、タチウオなどが輸出されている。

 主な積み出し港は福岡空港、関西空港、長崎空港からの空輸便を主体に博多港、下関港などがある。

 対中鮮魚輸出の数量で5割、金額で6割近くを占めるのが長崎市の水産卸売会社・長崎魚市(長崎市)。05年11月に開始して以来、福岡、長崎空港から空輸、現地のパートナーと密接に協力・連携し、東日本大震災が発生した11年を除き拡大を続けている。18年(1~12月)は前年比19%増の391トン、15%増の12億5000万円まで伸ばした。金額の半分は養殖クロマグロで、ブリ、タイなどを輸出している。

[みなと新聞2019年5月27日付の記事を再構成]

最終更新:5/27(月) 12:15
みなと新聞

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