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求められるのは”羊飼い”部下が育たない3つの背景...今問われるリーダー像

5/27(月) 8:30配信

テレ東プラス

ドラマBiz「スパイラル~町工場の奇跡~」(原作:真山仁『ハゲタカ4.5/スパイラル』 講談社文庫)で主演の玉木宏が演じるのは、小さな町工場「マジテック」の再生に挑む、熱き企業再生家・芝野。ドラマでは、下町の町工場を舞台に、事業再生までの軌跡を色濃く描き、専務取締役として、経営危機の町工場を再生に導いていく芝野(玉木宏)のリーダーぶりが注目を集めている。

「部下が育たない」「教育方法がわからない」と世の経営者や管理職が思い悩む昨今、どのように人材を育てるのが理想のリーダーなのか? これまで経営コンサルタントとして多くの経営者と関わってきた中小企業診断士・中山健氏に話を聞いた。

希薄化するコミュニケーション...部下が育たない理由と解決法

――中山さんは、これまで1,500人以上の経営者と接してこられたと伺いました。そんな中山さんが考える“理想のリーダー(経営者や管理職)像“とはいったいどのようなものなのでしょう。

「求められるリーダー像は、会社が置かれているステージ(立ち上げ期、成長期、成熟期、衰退期)や景気動向によっても、ワンマン型、分権型、支援者型などと異なります。しかしいずれの時期でも、“変革を恐れない““ビジョンをメンバーと共有できる““メンバーから信頼されている“の3点は、リーダーに欠かせない要素だと思います」

――近年よく、「部下が育たない」という声を耳にしますが、その理由はどんなところにあると考えますか?

【中山氏が考える部下が育たない3つの背景】

1.経営者や幹部が仕事を任せない
「経営者は自分のやり方で成功してきた経験があるので、自分たちのやり方が正しいと思っています。だから仕事を手放せないし、次の世代に引継いだとしても、自分のやり方を踏襲させようとする。けれども時代とともに昔のやり方は古くなっていきますし、新しい世代に任せなければ、いつまで経っても部下は言われたことだけをやるようになってしまい、成長することができません。まずは経営者が変わる意識を持つことが必要です」

2.コミュニケーションの希薄化
「ただし、経営者や管理職が次世代に任せようと思っても、なかなかコミュニケーションが取れないという問題もあります。昔は仕事が終わったら同僚で飲みに行くのが当たり前でしたし、土日に同好会で山に登ったりしましたが、今は個人の自由が重んじられ、強引に誘うとハラスメントといわれかねません。かつては、インフォーマルな付き合いの中で教えられることや芽生える責任感もあったはずです。上司としては非常に部下とコミュニケーションを取りづらい時代になったと思います」

3.若手社員がキャリアデザインを描けない
「一方の若手社員にとっては、一回り上の世代がリストラに遭う姿などを目の当たりにし、自分がこの会社でどうキャリアを積んでいけばいいのか...将来像が思い描けないという問題があります。そうなると短期間で辞めてしまったり、職場よりもプライベートを大事にするようになり、ますます職場でのモチベーションが維持できなくなります」

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最終更新:5/27(月) 8:30
テレ東プラス

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