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強烈暖気/強い日差し/フェーン現象 北海道猛暑3つの要因

5/27(月) 8:54配信

北海道新聞

「真夏でも5年に1度あるかないかの暖気」

 5月にもかかわらず道東を中心に気温が40度近くまで上がる異常な暑さとなったのは《1》北海道上空に流れ込んだ真夏以上の暖気《2》強い日差し《3》山を越えて暖かく乾いた風が入り込むフェーン現象―という三つの要素が重なったためだ。

 札幌管区気象台によると、地上の気温に影響を与えやすい上空1500メートル付近の気温は26日午前9時、札幌上空で21・4度と平年を15度近く上回り、全国最高を記録。札幌の5月としては1957年の統計開始以降で最も高く、日本気象協会北海道支社の岡本肇気象予報士は「真夏でも5年に1度あるかないかというほどの強い暖気」と話す。

 暖気は、ユーラシア大陸からもたらされた。今月19日ごろ、モンゴルからチベット周辺にかけて高気圧が発生。太平洋上にある高気圧がとどまって大陸の大気の流れが遮られ、好天も重なり空気が暖められ続けた。この影響で、23日には中国内陸部の河南省で地上の気温が40度に達した。

 記録的な暖気は23日ごろから東へ移動し始め、西から東への風が強まった影響で、北海道上空に特に気温の高い層が流れ込んだ。26日は全国的に高気圧に覆われて晴れ、日差しが強くなり気温を押し上げた。

 さらに、道東ではフェーン現象が猛暑に拍車を掛けた。西から移動した暖気が日高山脈や大雪山系、北見山地などにぶつかり、温度が上昇。26日の最高気温の上位20地点はオホーツク、十勝管内に集中し、地点によっては平年より20度以上高くなるなど猛烈な暑さとなった。(吉田隆久)

最終更新:5/27(月) 8:58
北海道新聞

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