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働きながら年金をもらう「在職老齢年金」 お得にもらう方法を解説します。

5/27(月) 10:00配信

マネーの達人

在職老齢年金とは?

年金をもらいながらの働き方について、週刊誌などに特集が組まれています。

「在職老齢年金」とはどんな制度か確認してみましょう。

在職老齢年金とは、60歳以降に厚生年金に加入して働きながら受ける老齢年金のことです。

年収(賞与含む)の1/12と基本年金月額の合計によって決まり、60歳から64歳までと65歳以降では合計額の基準が異なります。

働きながらの老齢年金はいくらもらえる?

60歳から64歳では、厚生年金に加入して働いている場合、総報酬月額(年収÷12)と年金月額(報酬比例部分の1/12)が合計28万円超えると「特別支給の老齢厚生年金」が減額されます。

※基本月額=年金月額、総報酬月額=賞与も含む年収÷12
※実際には、基本月額(年金月額)が28万円(老齢厚生年金の報酬比例部分が336万円)以上になることはめったになく、60歳以降47万円超える給与(年収564万円)の人も少ないので、計算式は(1)がほとんどです。

65歳以降は総報酬月額(年収÷12)と年金月額(報酬比例部分÷12)が合計47万円(平成31年度価格)超えると老齢厚生年金が減額されます。

厚生年金に加入して働いても年金額が変わらない人

遺族年金や障害年金など老齢年金以外の年金をもらっている(権利がある)場合は、厚生年金に入って働いても年金額は減りません。

在職していて給与と調整が行われるのは、老齢厚生年金のみです。

年金とは別に雇用保険からも給付金が出ることも

昭和30年1月生まれ男性で20歳から60歳まで平均的な給与が30万円で会社員だった人なら、62歳から年額約80万円(平成15年4月以降の計算式より、30万円×5.481/1000×480か月)の特別支給の老齢厚生年金(年金月額約6万7000円)を受けられます。

60歳時報酬月額が50万円で再就職後、報酬月額が26万円なら、52%に下がっているので、60歳から65歳まで雇用保険から月額約3万9000(26万×支給率6%)円の高年齢雇用継続給付金が支給されます。

高年齢雇用継続給付金とは、60歳以後継続勤務した場合、60歳時の給与と比べ再就職後の給与が75%未満にさがった場合に雇用保険から支給される給付金です。

65歳までで高年齢雇用継続給付金が支給されている間は、在職老齢年金(特別支給の老齢厚生年金の総報酬月額に応じて支給される年金)は、一部減額されます。

ちなみに年金月額10万円(20歳から60歳までの平均的給与40万円とする)の場合で、60歳時に報酬月額50万円だった場合、60歳後の雇用継続時の報酬月額が37万円、35万円、33万円、30万円、27万円、で在職老齢年金と高年齢雇用継続給付金の額について、一覧にしてみました。

※60歳時の報酬月額は47万2200円が最高額(令和元年7月まで)です。

※従って、報酬月額37万円の場合は低下率78%なので高年齢雇用継続給付金は無しです。

※雇用継続後の報酬月額が低く、低下率が大きいほど、高年齢雇用継続給付金と年金月額の合計は多くなります。

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最終更新:5/27(月) 10:00
マネーの達人

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