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給料を“先払い”したら、人はちゃんと働くのか? 光本勇介がトライしたい「実験」の数々

5/27(月) 14:00配信

新R25

飲食・小売業界は、金融事業化すればさらに儲かる

飲食・小売業界は、金融事業に変換することでさらにお金を生み出す可能性があります。

全国に230店舗フランチャイズ展開している、売上約170億円、利益約3億円の飲食系上場企業がありました。従業員は2000人近くいて、人件費は年間なんと55億円。

この企業を知ったとき、「170億円も売上があるのに、利益は3億円しかないのか」というのが率直な感想でした。

もしぼくが経営者なら、利益を増やすためにこんなことをしてみたいと考えました。

1. 従業員向け「給料アプリ」を作成

基本的には給料が振り込まれるのは月に一度ですが、アプリを開くとその日に働いた給料を即日引き出すことができます。

2000人の従業員に支払っている年間55億円の給料のうち、仮に20%が日払いで引き出された場合、11億円が振り込まれることになります。

これに対して、早期払い手数料を数%もらうだけで、利益をぐっと増やすことが可能となるのです。

2. 従業員に対して「貸金サービス」を提供

従業員のなかには、「お金を一時的に借りたいけど、消費者金融は怖くて借りにくい」と思っている人も多いはずです。

そのような人たちに対して、融資サービスを提供し、金利でビジネスをしていきます。

従業員にとっては自分が働いている会社から借りるという安心感もあるし、会社側もすでに働いてくれている従業員ならばデフォルト(融資の踏み倒し)をする率も低いだろうと想定できます。

3. フランチャイズ店舗に「材料融資」を実行

材料費は先にお金が出て行くため、キャッシュフロー的に苦しんでいるフランチャイズ店舗も多いはずです。

そこで、材料の費用ではなく材料そのものを提供し、売上に応じて後から材料費をもらうという仕組みを導入してみます。

たとえば材料費が100万円かかるとします。もし100万円を融資しても、回収できる月利は多くて1万~2万円程度。

しかし、100万円相当の材料をお金を取らずに提供し、その材料で300万円の売上が立った場合、店舗の利益は200万円になります。

そのうちの20%をもらう契約にしていたら、40万円儲けることができます。

これを毎月数百店舗に提供すると、お金を貸して金利をもらうよりも圧倒的に利益が出せるのです。

4. 顧客に対して「ツケ飲食」を提供

お客さんがお金を払わずにツケで食べることができるサービスで、食事代を通常の20%高くなるように設定します。

この店舗の平均客単価は2000~3000円なので、20%高くなっても数百円程度。お客さんにとっては「このくらいなら払ってもいいかな」と思う金額です。

もし年間売上170億円のうち10%の17億円分、お客さんがツケで食事したとしたら、その20%の3.4億円が追加利益となります。

以上はほんの一例ですが、金融事業化することで収益を伸ばす余地はまだまだあると思っています。

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最終更新:5/27(月) 14:00
新R25

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