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J2福岡ペッキア監督続投 鈴木強化部長が明言 5試合ぶり白星

5/27(月) 12:12配信

西日本スポーツ

 ◆明治安田生命J2第15節 鹿児島0―1福岡(26日・白波スタジアム)

 ようやく勝った! J2アビスパ福岡が鹿児島ユナイテッドFCとのリーグ戦初の九州ダービーを1‐0で制し、5試合ぶりに白星を挙げた。松田力(27)が今季3得点目のゴールで勝利に導き、降格圏を脱出した。

【データ】J2勝敗表

 この試合まで4戦3敗1分けと勝利から見放された福岡は今季からチームを率いるファビオ・ペッキア監督(45)の解任論も巻き起こっていたが、鈴木健仁強化部長(47)は今後もイタリア人指揮官とともにアビスパのスタイルを確立する方針にぶれはないことを明言。クラブ一丸で巻き返す。

■九州ダービーで奮起

 松田が決定機をものにした。後半19分、福岡は左タッチラインからのスローインを梁東〓が素早くゴール前にクロスで上げると、相手DFラインの裏を取った松田がドンピシャで頭を合わせた。「常にゴール前にいく準備をしていた」。攻撃サッカーを掲げるペッキア・アビスパを象徴する姿勢で自身5試合ぶりのゴール。「九州ダービーで勝てたのはいい材料になるし、次へのエネルギーになる」と力を込めた。

 試合前まで降格圏の21位。鹿児島とは勝ち点2差で勝てば順位が入れ替わる状態で迎えた九州ダービーに選手が奮起した。「戦う気持ちを失わなかった。気持ちを見せたのがポイントだった」とペッキア監督も手応えをにじませる勝利だ。

 今季は開幕から4戦未勝利と出だしからつまずいた。この後も安定しない試合が続き、前節のホーム甲府戦は0‐3で2連敗。一部サポーターなど周囲から監督交代を求める声も上がっていたが、鈴木強化部長は「(ペッキア監督がつくる)新しい戦術の浸透には時間がかかる。代える考えはない」と断言した。

 鈴木強化部長は「監督交代は一時的な効果はあるかもしれないが、長い目でアビスパの将来を考えるとマイナスになる」とぶれない姿勢も強調。開幕からレギュラーに定着した三国や鹿児島戦に途中出場した北島らクラブの将来を見越した若手の起用も評価している。

 クラブは2016年にJ1から1年で降格した現実を踏まえ、川森敬史社長と鈴木強化部長らを中心にJ1定着のためのスタイルづくりに着手。下部組織も同じ戦術で戦う一貫したスタイルの構築を目指す方針を掲げた。そこで確認されたのは、リアクションサッカーではなく、試合の主導権を握る攻撃的サッカー。その戦術を浸透できる人物としてペッキア監督に白羽の矢を立てた経緯がある。徐々にではあるが、試合でできる時間帯も増えてきたという。

 次節6月2日のホーム大宮戦は改修工事の終わったレベルファイブスタジアムにようやく帰ってくる。ここまでホームとしていた博多の森陸上競技場では1勝のみ。指揮官は「本当のホームに戻る。良い勢いを与えてくれたらいい」と巻き返しを誓った。本来のホームで“開幕”を迎えるアビスパ。この勢いで本拠地にも白星を届ける。

※〓は「火へん」に「玄」

西日本スポーツ

最終更新:5/27(月) 12:12
西日本スポーツ

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