ここから本文です

婦中・安田の民家に強盗 現金15万円奪い男逃走

5/27(月) 14:29配信

北日本新聞

 27日午後1時25分ごろ、富山市婦中町安田の女性(78)から親類を通じ、「知らない男が家に入ってきて暴行を受けた」と110番があった。富山西署によると、女性は家の中で腕を引っ張られるなどの暴行を受け、現金約15万円の被害があった。男は逃走した。県警は同署に捜査本部(本部長・舘谷健刑事部長)を設置し、強盗の疑いで捜査している。

 同署によると、家に押し入ったのは男1人で、70代くらい。身長約150センチで小太り。白髪交じりの短髪で、白いワイシャツにスラックス、灰色の野球帽、白のマスクを着用していた。被害に遭った女性は1人暮らしで、大きなけがはないという。女性の親族によると、女性は事件後に隣の親類宅に逃げ込んだ。

 県警は県内全域に緊急配備を敷くとともに、現場周辺の聞き込みなどの捜査を行っている。容疑者が下見のため、数日前に被害者宅を訪れていた可能性があるとみて調べている。

 同署によると、逃走した男が凶器を所持していたかどうかは分かっていない。

 現場は国指定史跡・安田城跡近くの住宅地で、周囲に田んぼが広がる。朝日小学校から約500メートルの距離にある。


■白昼の事件 住民「怖い」
 水田に囲まれたのどかな住宅地に衝撃が走った。富山市婦中町安田の住宅から現金が奪い去られた事件。逃げた男の行方は分かっておらず、住民たちは「静かな地域で、まさかこんなことが起きるなんて」と不安を募らせた。

 現場から近い同市婦中町小泉の無職女性(69)は「ここら一帯はみんな顔見知りでトラブルはない。強盗事件なんて信じられない」と驚きを隠せない様子。被害女性宅のすぐ近所に住む無職女性(84)は「まだ犯人が見つかっていないのが怖い。今夜は寝れないかもしれない」と漏らした。

 住民によると、婦中町安田や婦中町小泉には日中に畑作業をする高齢者が多く、外出時に施錠しない人もいるという。被害女性を知る無職女性(76)は「優しい性格で、恨みを買うような人じゃない。1人暮らしだから狙われたのではないか」と心配していた。

 近隣の学校などは対応に追われた。鵜坂小は授業を5限で打ち切り、迎えに来た保護者に児童を引き渡した。古里小は4~6年生のクラブ活動を取りやめて一斉下校し、教職員によるパトロールも行った。現場に最も近い朝日小は運動会の振り替え休日で、児童は登校していなかった。

 市教委は現場周辺の小中学校16校に情報提供したほか、市内全ての幼稚園と小中学校にファクスで周知し、児童生徒の安全確保を求めた。

北日本新聞社

最終更新:5/28(火) 12:35
北日本新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事