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欧州議会選挙、英国で「ブレグジット党」が首位-保守党は5位と低迷

5/27(月) 9:56配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 欧州議会選挙の結果、英国ではナイジェル・ファラージュ氏率いる「ブレグジット党」が圧勝し、第1党になる見通しだ。欧州連合(EU)支持、反EUのどちらかの立場を明確に打ち出す政治家を有権者が選好し、英2大政党は過去数十年経験したことのない深刻な敗北を喫した。

開票がほぼ完了した段階で、ブレグジット党は得票率32%で首位となり、EU残留を主張する自由民主党が20%、最大野党・労働党が14%で続いた。メイ首相が先に党首辞任を表明した与党保守党は9%と5位にとどまり、壊滅的な結果となった。過去の欧州議会選での保守党の最低得票率は26%だった。

ファラージュ党首は再選が確実となった後の演説で、EUとの離脱交渉でブレグジット党が一定の役割を果たすことを要求し、「英国が10月31日の期限にEUを離脱できない場合、ブレグジット党が得た投票結果が、総選挙でも繰り返されることになろう。われわれはその準備を整えている」と発言。一方、労働党のコービン党首は声明を発表し、総選挙もしくはEU離脱を巡る2回目の国民投票をあらためて求めた。

保守党の次期党首候補の1人であるハント外相は「そうなるとは分かっていたが、それでもつらい結果だ。われわれが今後結束し、EU離脱をやり遂げなければ、わが党の存在そのものが脅かされる危険がある」とツイートした。

次期党首の最有力候補である離脱強硬派のジョンソン前外相も英紙テレグラフに寄稿したコラムで、「政権、実際には2大政党に対し、有権者が痛烈な批判を浴びせた。彼らはEU離脱という一つの最重要課題をわれわれに与え、これまで約3年にわたり実現を待ったが、われわれが彼らの負託を実行できない状況は目に余るばかりだ。何度も期限を守れず、次々に約束を破った」とコメントした。

原題:Brexit Wreaks Havoc on Main U.K. Parties in European Elections(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Robert Hutton

最終更新:5/27(月) 12:15
Bloomberg

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