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【欧州議会選】 スコットランド国民党が躍進、反ブレグジット掲げ

5/27(月) 11:16配信

BBC News

英スコットランドで23日に行われた欧州議会選挙で、欧州連合(EU)離脱反対を掲げるスコットランド国民党(SNP)が第1党となり、欧州議会での議席を2議席から3議席に伸ばした。スコットランド労働党は大きく後退した。

32選挙区中、31カ所で投票結果が発表された現時点で、SNPの得票率は37.9%と前回選挙の29%から大幅に上昇。1994年の欧州議会選挙で獲得した32.6%を上回り、最高記録を更新した。

第2党は離脱派のナイジェル・ファラージ氏率いるブレグジット党(14.7%)で、1議席を確保。自由民主党(13.9%)と保守党(11.7%)もそれぞれ1議席を得た。

一方、これまで2議席を保持していたスコットランド労働党の得票率は9.3%と、前回の26%から大きく落ち込み、議席を失った。

スコットランド全体の投票率は39.7%と、5年前の33.5%を上回っている。

欧州議会選挙の結果は、全加盟国での投票を待って、26日午後10時(日本時間27日午前6時)に発表された。

SNPは反ブレグジットを大きく掲げた選挙活動を展開し、現在結果が分かっている31選挙区中29カ所で第1党となった。

党首でスコットランド自治政府首相を務めるニコラ・スタージョン氏はツイッターで、「正式な結果発表はまだだが、SNPが欧州議会選挙を圧勝したのは明らかだ。6議席中3議席を確保しようとしている。歴史的な勝利だ。スコットランドはまた、ブレグジット(イギリスのEU離脱)を否定した」と述べた。

https://twitter.com/NicolaSturgeon/status/1132791160328675334

SNPの立候補者名簿1位のアリン・スミス氏は、今回の結果でスコットランドがブレグジット党が第1党になろうとしているイギリスとは、「別の国」だということがはっきりしたと述べた。

BBCスコットランドの取材に対しスミス氏は、「スコットランドは欧州派だ。これは明らかだ。我々はEU残留を再び支持した。この結果は無視できない」と語った。

「有権者はさまざまな理由からSNPに投票した。票を貸してくれただけの人から、熱心なSNP支持者まで、あらゆる層の人がSNPを支持してくれた。私たちのEUに残りたいという意思をイギリス政府に証明する結果だ」

一方、1984年から欧州議会議員を務めていたスコットランド労働党のデイヴィッド・マーティン氏は、同党の敗北はブレグジットについて「立場を明確にしていなかったからだ」と語り、「スコットランド労働党は残留派だというメッセージを広めるべきだった」と述べた。

しかしリチャード・レナード党首は、スコットランド労働党はこれまで「イギリスとスコットランド両政府のナショナリズムによる分裂」に反対し、イギリスをひとつにまとめるために戦ってきた唯一の政党だと話している。レナード氏はジェレミー・コービン労働党首の側近。

BBCのスコットランド政治担当、フィリップ・シム・スコットランド記者は、今回の選挙では残留派も離脱派も、立場を鮮明に打ち出して力強いメッセージを発した政党が議席をつかんだと分析している。

(英語記事 SNP to increase its MEPs as Labour collapses)

(c) BBC News

最終更新:5/27(月) 11:16
BBC News

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