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上海短期金融市場=人民元金利上昇、内蒙古地銀の接収で

5/28(火) 18:03配信

ロイター

[上海 28日 ロイター] - 28日の上海短期金融市場の人民元金利は上昇した。中国金融当局が内モンゴル自治区の包商銀行<BAOTO.UL>を接収したことを受けて、警戒感が根強い。

中国金融当局は24日、深刻な信用リスクがあるため包商銀行を接収すると発表。その後、中国人民銀行(中央銀行)は26日、同行に対して、流動性を供給する方針を示した。[nL4N2303DL][nL4N2320R5]

人民銀行は金融システムに引き続き流動性を供給しているが、銀行間金利は波及リスクに対する懸念から上昇している。

人民銀行は28日の定例オペで差し引き700億元(101億4000万ドル)を供給。前日も差し引きで800億元を供給した。

国内銀行のトレーダーは「包商銀行の問題が短期の流動性を圧迫している」とし「月末の季節要因もあり、資金需給はタイトになりつつある」と述べた。

7日物レポ金利(加重平均)<CN7DRP=CFXS>は2.8489%。前日の取引終了時点から7.66ベーシスポイント(bp)上昇、前週末の2.5469%から30bp以上、上昇している。

上海銀行間取引金利(SHIBOR)7日物は前日比11.20bp上昇し2.8230%。前週末からは23.1bp上昇している。

OCBC銀行のアナリストによると、包商銀行の接収を受けて、27日の市場では中国の国債が売られた。包商銀行の法人預金・銀行間債務について、5000万元を超える部分は20─30%のヘアカット(元本カット)が行われる可能性があるとの報道が嫌気されたという。

同行は「暗黙の保証が打ち切られるのではないかとの懸念が浮上した」と指摘。「これを受け、銀行間市場で中小銀行との関係を見直す動きが出る可能性がある」との見方を示した。

28日の国債先物は上昇。市場関係者は前日の調整は行き過ぎだったとの見方を示している。9月限<CFTU9>は一時0.37%高。

あるアジア系銀行のトレーダーは「大手銀行の買いが入ると、先物はすぐに上昇した」と述べた。

最終更新:5/28(火) 18:03
ロイター

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