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華麗なる転身!お笑い芸人ゴー☆ジャスに学ぶ「自分のキャラ」を仕事に活かす方法

5/28(火) 11:01配信

リクナビNEXTジャーナル

遠回りと思ったことが、夢への近道になることも

―― 現在はYouTubeチャンネルでの活動が活発ですね。
テレビのお笑い番組ブームが引いた頃、不本意ながら時間がたくさんできたので(笑)、「モンスターハンター」シリーズに没頭していたんです。それでツイッターでモンハンのことをいろいろツイートしていたらカプコン社の人の目にふれて、「モンハンのイベントに出てくれませんか?」って声をかけていただき、ゲームの仕事につながりました。
続けてパズドラブームの時には、メジャーなYouTube配信者さんたちと一緒に出演させてもらう機会をいただいて、それをきっかけに自分もYouTubeチャンネルを開設することになりました。その時はあまりネット配信のお仕事の「ウマ味」がよくわかってなかっていなかったんです。
今になって考えると、お笑いライブで舞台に出てもお客さんが50人程度の時もあるんですが、ネット配信なら同時に1,000人以上に見てもらえる。芸人としてはそっちの方がやりがいを実感するんです。
ところで、ぼく実はゲームがすごく下手くそなんですよ!本当にびっくりするくらい下手くそ。この間も一般の女の子と「ぷよぷよ」で対戦したんですけど、ものすごい大負けしちゃって……(笑)。でも、そこが自分の「個性」かなとポジティブに捉えています。
ゲームプレイが上手なゲーム実況者ってたくさんいますけど、ゲームプレイが一般レベル以下でありながら、おもしろ楽しくリアクションできる実況者って「逆にレア」じゃないですか。そこに自分の「宇宙海賊」のキャラクターを補完していけば、オンリーワンなポジションを確立できるんじゃないか、という目論見がでてきたんですよね。
同じゲーム実況でも、いろんなスタイルがあっていいんじゃないかと。幸いぼくのチャンネル登録者は、ぼくがゲーム下手なことをわかって見てくれていますし、皆さんすごく優しいんです。温かく見守ってくれるいい人ばかりです!
―― キャラやスタイルを貫いてきたのは良かった、ということでしょうか?
そうかもしれませんね……。子どもの頃からアニメや特撮作品が大好きだったのですが、当時は「オタク」なんてネガティブなレッテルをつけられがちだったので、なかなかカミングアウトできませんでしたけどね。
ぼくの出身高校は東大合格者が出るようなバリバリの進学校だったんです。校内に「卒業生の進学先一覧」が貼り出されるのですが、名だたる一流大学名が並ぶ中で、ぼくの進学先である「代々木アニメーション学院」が掲示されたときは前代未聞すぎて、学校がザワついたんですよ(笑)
ずっと声優になりたいっていう夢は抱きつつ、結局仕事としてはお笑いタレントの道に進みました。そして一度は「お笑いブーム」というビッグウェーブに乗ることができました。そしてそのブームが去った頃、奇遇なことに「声優をやりませんか?」というお話が来たんです。お笑いやりながら「夢は声優」って言い続けてきたのが、実を結んだ形ですね。お笑いタレントの道をぐるっと遠回りしてきましたけど、結局それが自分にとっては夢への近道になったんじゃないかなっていうふうに感じています。
ぼくは下積みが長かったんですけど、心が折れて「普通に就職しようかな?」と思ったことはまったくないんです。「宇宙海賊ゴー☆ジャス」に至るまでの迷走は色々ありましたが、いつも「大丈夫だろう!なんとかなる!」っていう根拠のない自信というか、不安がなかったんですね。
好きなことをやってきた結果、人気ゲームの仕事やユーチューバーみたいな新しい波に乗ることもできました。もちろん何も考えてないわけじゃなくて、いろいろなチャレンジや試行錯誤を積み重ねつつ、自分のキャラを確立し、得意なことを発信してきたことで、幸運を引き寄せられたのかもしれませんね。
取材・文:深田洋介
1975年生まれ、編集者。2003年に開設した投稿型サイト『思い出のファミコン』は、1600本を超える思い出コラムが寄せられる。2012年には同サイトを元にした書籍『ファミコンの思い出』(ナナロク社)を刊行。
撮影:村上慶太朗
編集:鈴木健介

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最終更新:5/28(火) 11:01
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