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「百回以上殴られた」妻殺害の夫が法廷で主張した“妻の暴力・暴言の数々”・・・情状として考慮されるのか?

5/29(水) 20:59配信

FNN.jpプライムオンライン

妻を殺害したエリート銀行員に初の被告人質問

2018年3月、千葉・柏市で妻・麻衣子さんを殺害し、母親・恵美被告とともに実家の庭に死体を遺棄した罪に問われている、元エリート銀行員の弥谷鷹仁被告(37)。5月29日の公判では、初の被告人質問が行われた。

【画像】被告が主張した妻の“潔癖ルール”とは?

弁護側から事件当時のことを改めて聞かれると、鷹仁被告は涙を流し、声を震わせながら、このように語りはじめた。

弁護側:
いま、妻への気持ちは?

弥谷鷹仁被告:
本当にかわいそうなことをしたと思っています。妻は首を絞められていたとき、どんな気持ちだったのか…。自分が首を絞められていたとしたら、どうだっただろうと考えることもあります。首を絞められていた妻が最後に「苦しい」と言った声が、今でも頭の中で毎日聞こえています。

他に、弁護側からの質問に対して鷹仁被告が主張したのは、殺害された妻・麻衣子さんが日常的に行っていたという、暴力・暴言の数々だった。

「直撃LIVEグッディ!」では、広瀬修一フィールドキャスターの中継を交えて、公判の様子をお伝えした。

妻の“潔癖ルール”と育児問題を主張

広瀬修一フィールドキャスター:
午前中は弁護側からの質問が集中しましたが、衝撃的な内容が多くありました。前提として、弁護側が質問をするということは鷹仁被告に対する擁護となりますから、情状面を引き出そうとするやり取りが続きました。

弁護側が主張していることは「なぜ殺害したか」です。妻の麻衣子さんは強迫性障害と診断され、極度の潔癖症でした。その麻衣子さんから課せられたルールを守らないと暴力を受ける、それが殺害の動機の1つであると主張しています。

今回の被告人質問で、潔癖症ならではのルールが非常に厳しいものだったことが明かされました。

<麻衣子さんの“潔癖ルール”について>
・わりばしで電気をつける
・ゴミ箱、トイレ、ドアノブを触る際はポリ手袋を使用
・ビジネスバッグを触ってから食器棚に触れた際、食器棚を30分以上拭かされ、会社に遅刻


広瀬修一フィールドキャスター:
100枚入りのポリ手袋を1週間に3箱から5箱使わなければいけないくらいの量だったそうです。麻衣子さんは、育児に対してノイローゼのような症状を抱えており、その麻衣子さんから長女を守るために鷹仁被告は殺害を決意したというのが、検察側・弁護側双方が主張している動機です。麻衣子さんは長女に対してどのようなことをしていたのか、その内容も衝撃的なものでした。

<麻衣子さんの育児について>
・授乳中、娘を胸に押し付け「なぜ飲まない」と怒鳴る
・仕事中に妻から電話があり「娘を見るのが嫌だ、すぐ帰ってこなかったら娘がどうなるか分からない」と言われた


広瀬修一フィールドキャスター:
寝かしつけている時、ポンポンと背中を叩いているうちに、叩く手が強くなり「叩き殺しそうになった」と麻衣子さんから言われたこともあったそうです。娘にこれ以上危害が加えられないように、そういった思いが鷹仁被告の中にあったんだという話が、弁護側のやり取りの中で出てきました。

そしてもう一つ、なぜ離婚しないんだという疑問がありますよね。鷹仁被告は一度離婚の話を切り出したそうなんですが、すると麻衣子さんが娘を連れてマンションの屋上から飛び降り自殺しそうになったことがあり、その後は離婚を切り出すのはやめようと決意したそうです。

さらに、離婚したとしても親権が取れず、麻衣子さんの元に子供が引き取られてしまうと思い、離婚する事ができないならどうすればいいんだと悩み、殺害に至ったと。そういった情状面に訴えるような話が出てきました。

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最終更新:5/30(木) 16:17
FNN.jpプライムオンライン

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