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伊藤ふみお「まだまだいける」レコ発ソロライブの熱きフィードバック:インタビュー

5/30(木) 12:03配信

MusicVoice

 KEMURIのボーカリスト・伊藤ふみおが4月7日、東京・新代田FEVERでソロライブ「Fumio Ito show 2019 vol.1」を開催。3月27日に発売したソロアルバム『FRIENDSHIP』のレコ発ライブ。熱く、ハッピーな臨場感に満ち、「まだまだいける」というポジティヴな肯定感のエネルギーを縦横無尽に発していた。そこには“伊藤ふみおという人間”がサウンド化し、メンバー・オーディエンスの共通の血を沸騰させていた。MusicVoiceではライブ後にインタビューを実施。当日の心境や、現在の伊藤ふみおのスタンス、熱気冷めやらぬ印象とこれからのビジョンについて迫った。【取材=平吉賢治/撮影=木村陽仁】

『FRIENDSHIP』に対する自信・矜持が生々しくライブ化

――ライブは終始ハッピーな空気でした。伊藤さんはどんな心境で臨みましたか?

 ちょっと余裕がなくて、いっぱいいっぱいでしたけどね。楽しむというよりも、「やろうと思ったことをちゃんとやろう」みたいな。前のめりな緊張感のなかでやりました。気が付いたらライブが終わっていたという感じです。

――アルバム『FRIENDSHIP』に対しての自信をとても感じるパフォーマンスでした。

 『FRIENDSHIP』は本当に自信作で、リハーサルでもバンドのメンバーそれぞれのの良い所が出るようにと考えていました。

――ライブではメンバーのカラーが映えていて、凄く太い音の波形がぶつかり合ってアンサンブルしていたという印象を受けました。

 ハッピーな空気を作ることができたのは、SKA PUNK ZOMBIES、THE REDEMPTIONというコア中のコアのようなスカ・パンクシーンを支えて頑張っているバンドが出てくれて、DJをしてくれたレイ・マストロジョバンニも本当に良いプレイをしてくれて…その上で、来ているお客さんもずっとスカ・パンクシーンを追っかけ続けて支えてくれた人達がいて。本当に濃いライブだったと思います。楽しむという余裕がそこまでなかったんだけど、本当にハッピーだったと言ってもらえるのは、みんなそういう人達が作った20年近くスカ・パンクシーンが築いてきたものが楽しくハッピーなものなんじゃないかなっていう気がしますね。

――レイ・マストロジョバンニのDJプレイも、この日のライブイベントとしての一貫性を感じました。

 彼は90年代にアメリカで起きたスカ・パンクムーブメントのドキュメンタリー映画を作っているんです。近々完成すると言ってましたね。「スカを広めるためだったら何でもやりますから」って言ってるくらい、スカ愛のある人間なんです。

――スカ・パンクなど、ライブに集まったみんなのルーツ・ミュージックを楽しむという意図もあったのでしょうか?

 そうですね。みんなそれぞれ出している音は違うと思うんですけど、レゲエとかスカとか、ジャマイカミュージックやパンクに対するリスペクトを本当に強く持っていて。そんなバンドが集まりましたからね。それをどう括るのかわからないんですけど、「根っこは同じ」という感じの人達ですね。

――その点は強く感じました。みんな仲間、家族、同じ血が通っている、といった空気でした。

 そう言ってもらえると嬉しいです。昨日今日ではなかなか醸せないものが出ていたと思いますね。改めて『FRIENDSHIP』というそのタイトル通りで。

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最終更新:5/30(木) 12:03
MusicVoice

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