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清酒などの関税引き下げ、初審通過 日本に配慮 TPP参加前進に期待/台湾

5/31(金) 14:48配信

中央社フォーカス台湾

(台北 31日 中央社)穀物酒など農水産物15品目の輸入関税を引き下げる輸入関税表の改正案は30日、立法院(国会)の最初の審議を通過した。財政委員会で条文ごとに多数決で採決された。対象品目には主要輸入先を日本とするものが多く盛り込まれた。日本に善意を見せることで、環太平洋経済連携協定(TPP)参加実現の前進をねらう。

対象品目は清酒を含む穀物酒のほか、ヤマイモ、温州ミカン、みそ、ドレッシング、冷凍シシャモなど。15品目のうち約5割で関税率を半減し、穀物酒は現行の40%から20%に、ヤマイモは16%から8%に引き下げる。

野党・国民党の議員は国内産業への打撃に懸念を示すほか、関税引き下げがTPP参加の前進に寄与すると考える与党・民進党議員の見方に懐疑的な姿勢を見せ、反対を表明。一方、民進党議員は、関税引き下げによって必ずしもTPPに参加できるとは限らないとしながらも、関税率を調整する決意を示さなければ扉さえも開かれないと主張した。

財政部(財政省)関務署は国内のヤマイモ農家への影響について、国内産と輸入物への市場のニーズは異なるため、影響は限定的だと指摘。酒類市場に関しては、関税引き下げによって日本酒の輸入量が増加すれば台湾の清酒市場の拡大につながると分析する酒類メーカーの見方を紹介した。

(呉佳蓉/編集:名切千絵)

最終更新:5/31(金) 14:48
中央社フォーカス台湾

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