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戦争中、女性は生理をどう過ごしていたのか

5/31(金) 10:05配信

BuzzFeed Japan

ナプキンやタンポン、月経カップまで、さまざまな生理用品がありますが、昔の人たちは生理のとき、どうしていたんでしょう。女性誌に掲載されている生理用品の広告を集め、サイトに公開している山浦麻子さんに、紹介してもらいました。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

こんなナプキン、あったらいいのに…ユニセックスでオシャレなデザイン案がすごい

サイト「むかしの女性はどうしてた? 女性雑誌の生理用品広告集」(http://nunonapu.chu.jp/naplog/index.html)では、山浦さんが集めた約280点の雑誌記事、表紙、広告、商品パッケージを掲載しています。

脱脂綿を膣に詰めていた時代から

経血の処理はもっぱら自己流か母娘の「口伝」で、脱脂綿を膣内に挿入する女性が多かったといいます。取り出せなくなったり不衛生だったりして、病気になることもありました。

山浦さんによると、「健康で優秀な子どもを産んでもらおうと、生理のときには衛生的な処置をしようという啓蒙を主な目的にしている広告が多くありました」

「ただ、女性誌を読んでいたのは、一部の上流階級の女性だけ。啓蒙はあくまで優生思想に基づいていたようでした」

大正末期に発表された細井和喜蔵の『女工哀史』にも、経血の処理などが考慮されていない、女工たちの過酷な労働環境が描かれています。


<子宮病の原因は月経時の挿原防経にあり 外部より吸収装置(すゐとるしかけ)の品は幾多の月経帯中唯本品あるのみ>
--『婦人世界』1910(明治43)年 5巻第3号

<子宮病原因ハ月経ノ時ノ紙布脱脂綿ヲ挿入スルニ依ル是其繊維カ局部ニ残留シテ腐敗シ炊衝起スカ故ナリ外部ヨリ吸収スル本品ニ依リ予防セラレヨ>
--『婦人世界』1910(明治43)年 5巻第7号

生理用品が国産に

大正時代に入ると、薄ゴムが国産化され、輸入品ではない「ビクトリヤ月経帯」が発売されました。

「当時20歳くらいだった大和真太郎による画期的な開発でした。値段が下がり、着け心地もより快適になったようです」(山浦さん)

<欧米婦人は誰彼の別なく、進歩せる月経帯を使用してをります>
<使用後のセンタクは、全部ゴム製品なれば、只ザッと水をかけるばかりで、キレイになります>
--ビクトリヤ『婦人画報』1915(大正4)年 8月巻

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最終更新:5/31(金) 10:05
BuzzFeed Japan

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