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【ブラジル】エイズ患者の生存期間が2倍に 保健省が報告

5/31(金) 11:42配信

サンパウロ新聞

 保健省が28日に公表した研究報告によると、ブラジルにおけるエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)患者の生存期間は、ブラジルがこの病気と闘うために公共政策を採用し始めた後、それまでの2倍以上に伸びた。

 通信社アジェンシア・ブラジル(Agencia Brasil)の同日付の報道によると、保健省の報告は、2003年から07年の間にエイズと診断された成人患者の70%および小児患者の87%が、12年以上生存したことを示している。保健省がエイズ患者、HIV感染者に対して総合的なケアを提供する前の1996年の時点では、生存期間は5年と考えられていた。

 同研究はブラジル全土で、03年から07年の間に診断された11万2103人の成人患者と2616人の小児患者について調査を行った。そして、成人患者の70%(7万7659人)と小児患者の87%(2289人)が、同研究のためのデータ収集を終える14年まで生存していた。死亡した成人患者のうちエイズによって亡くなったのは2万7147人で、他の7297人はこの病気とは関係のない理由によって亡くなった。また、死亡した小児患者の中でエイズによって亡くなったのは280人、他の原因によって亡くなったのは47人だった。

 結論を導き出すために、同研究では診断から死亡までの生存期間以外の要因、例えば、研究期間中のエイズ死亡率、統計分析、リスクモデルなどを考慮した。そして、研究期間中には成人のエイズ死亡率は89.1%低下し、小児のエイズ死亡率は88.8%下がったと結論付けた。

 保健省によると、ブラジルは96年に公共保健システムにおいてエイズのための薬の無料支給を採用したいくつかの国の一つだ。そして現在、同国では86万6000人がエイズを発症させるHIVウイルス(ヒト免疫不全ウイルス)とともに生きていると推定されている。

サンパウロ新聞

最終更新:5/31(金) 11:42
サンパウロ新聞

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