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川崎殺傷「容疑者宅にテレビやゲーム機」報道に「ウチにもある」と批判殺到

5/31(金) 14:29配信

BuzzFeed Japan

川崎市登戸の路上で児童ら19人が相次いで殺傷された事件をめぐり、メディアの報道姿勢に批判が殺到している。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

フジ系、日テレ系が相次いで「テレビとゲーム機」

フジテレビ系のFNN PRIMEは5月30日午後5時10分に「部屋にテレビとゲーム機 岩崎容疑者の自宅」と題した記事を配信。

《警察は29日、岩崎隆一容疑者(51)の自宅に捜索に入ったが、部屋は整然と整理されていて、テレビのほか、ポータブルのゲーム機やテレビにつないで遊ぶゲーム機などもあったことが新たにわかった》と報じた。

また日本テレビ系の日テレNEWS24も、午後5時49分配信の「川崎死傷 男の自宅からテレビやゲーム機」というニュースで、以下のように報じている。

《警察が29日、岩崎容疑者の自宅を家宅捜索したところ、部屋からテレビやゲーム機が見つかったという》

冷蔵庫や電子レンジは?

これらの報道に対し、Twitter上では「テレビやゲーム機があるのは普通」「うちにだってある」「つまりテレビが危険ってことですね」と疑問の声が相次いだ。

「まさか犯人の家には冷蔵庫もあったのでは?」「冷蔵庫と電子レンジがあることも判明した。寝るときは枕を使っていたようだ、とかも全部報道すればいい」と、ありふれた家電などを引き合いに出した皮肉も拡散。

30日夜には「テレビとゲーム機」という言葉が、Twitterのトレンドに入った。

宮崎勤事件とオタクバッシング

こうした報道はいまに始まったものではない。

1988~89年に起きた東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件では、宮崎勤元死刑囚の部屋に残された雑誌の山や、うず高く積まれたビデオテープなどが報じられ、オタクへのバッシングが巻き起こった。

その後も凶悪犯罪や大きな事件が起きるたび、メディアは容疑者宅から押収されたマンガやゲームなどを報道。「犯行への影響」を印象づけるような報じ方も少なくなかった。

変わったオタクへの意識

しかし、宮崎事件後の30年で、アニメやマンガ、ゲームは当たり前のものとなった。

楽天が今年4月、フリマアプリ「ラクマ」利用者の女子高校生1230人を対象の実施したアンケートでは、「自分は〇〇オタクだと言えるものがありますか?」という質問に、女子高生の83.5%が「ある」と回答した。

「オタクにどんな印象を持っていますか?」という問いにも、

「尊敬できる」(13.5%)

「好きなこと、夢中になれるものがあるのは良いことだ」(67.9%)

と計81.4%が肯定的な回答を寄せている。

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最終更新:5/31(金) 20:08
BuzzFeed Japan

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