ここから本文です

ファーウェイ P30 Pro レビュー:大絶賛だけど買えない

6/2(日) 12:41配信

ギズモード・ジャパン

先日トランプ大統領が、ファーウェイ(HUAWEI)の機器を事実上アメリカから排除しちゃったんだけどね…

【記事の全画像】ファーウェイ P30 Pro レビュー:大絶賛だけど買えない

過去3年間で、HUAWEIはもっともイノベーティブな機能を開発し、市場価値を高めてきたメーカーです。AIトリプルカメラにワイヤレス逆充電、画面内指紋センサーや、専用のニューラルプロセッシングユニットなど、他のメーカーにはない画期的なテクノロジーを端末に搭載し、最大の競合相手あるアップルやサムスンと差別化を図ってきました。

先日はドコモの会場でのハンズオンレビューでP30 Proの凄まじさをご紹介しましたが、米GIZMODOでもP30 Proは大絶賛です。今回はそのレビューをお届けします。

HUAWEI P30 Pro

これはなに?:ファーウェイの最新のフラッグシップモデルスマートフォン。

価格:900ドル(ドコモオンラインショップでの価格は89,424円)。

良いところ:光学超ズーム、独自開発の新イメージセンサー、素晴らしいバッテリー寿命、その他機能もりもり。

良くないところ:アメリカで使えない(今のところ日本でも買えない)。他メーカーよりスクリーンの解像度は低い。

暗くてもオートで撮れちゃうつよカメラ

HUAWEI Pシリーズと言えば、革新的で斬新なカメラ性能。

トリプルカメラ搭載&AIによる驚異的な写真の自動調整、これ以上、何をもっとして競合他社と差別化を図る余地があるのかと思っていました。もしかしたらカメラが5つのNokia 9のように、ひたすらカメラを増やす方向性もあったかもしれませんが、そうではなく、より低照度下での撮影性能を上げるために、カメラセンサーそのものの再設計に挑み、さらに前例のない光学5倍ズームレンズを搭載してきました。

最近のほとんどのデジタルカメラには、緑のピクセルを2つ、赤のピクセルを1つ、青のピクセルを1つを並べて、光と色を捉える4ピクセルグリッドを繰り返し配置したイメージセンサーが搭載されています。これは、ほぼすべてのカメラメーカーが採用している基本的なシステムですが、それがパーフェクトというわけではありません。

HUAWEIはP30 Proで、グリッドのグリーンのピクセルをイエローに置き換える方式に変更しました。その背景としてはイエローはグリーンより明るい色であるため、より多くの光がフィルタを通過してセンサーに当たるためです。より多くの光が当たれば当たるほど明るい画像になり、外出時や暗い場所で写真を撮るときに威力を発揮します。

たんに入れ替えただけのように聞こえるかもしれませんが、そこには大変な労力が隠されていると思います。 カメラのカラーフィルターの機能を変更したら、イメージプロセッサー(カメラのセンサーが捉えたデータを解釈するもの)が、その画像がディスプレイにどのように表示されるか、カメラのさまざまな写真モードなど、再設計する必要があります。

HUAWEIはそこまでしてチャレンジ価値があったと言えるでしょうか?

答えはイエスと言えるでしょう。新しいセンサーのおかげで、P30 Proのオートモードは、追加調整や特別な設定を行わなくても、Pixelシリーズの夜景モードのような優れた低照度撮影性能とほぼ同様の仕上がりになりました。他のカメラの低照度モードのような、撮影時に4-5秒カメラを安定させて撮影させる必要がなくなり、より簡単に手間なく撮影できるように。

P30 Proの写真をGalaxy S10やPixel 3などと比較すると、その違いは明白です。夜の公園での撮影では、Galaxy S10 +で撮影した写真は一見問題ないように見えますが、S10では、シャッター速度を1/9秒に設定する必要があり、写真は若干ぶれてしまいます。

一方、P30のProのオートと、Pixel 3の夜景モードをあえてオンにしない写真で比較すると、HUAWEIの新しいセンサーが実際にどれだけ優れているかがわかります。

もちろん、HUAWEIにも専用のナイトモードもありますが、P30 Proのオートモードは使い勝手がよく、基本的に低照度下で夜景モードの使用を必要とするPixel 3と比較して、私はモードを切り替える必要性をほとんど感じませんでした。

とはいえ、HUAWEIの新しいセンサーは完璧ではありません。P30 Proでは低照度環境での撮影性能を劇的に改善しましたが、明るい場所での撮影には若干マイナスの影響を与えたようです。 Galaxy S10とPixel 3の両方と比較すると、P30 Proで撮影した昼間の花の写真では、周囲の緑のハイライトが吹き飛んでしまい、彩度も足りない印象です。

いずれ改善してくると思いつつ、新しいセンサーに対応するためにカメラを再設計していくべき状況の現在、トレードオフがあると言えますね。メインカメラだけが独自のRYYBセンサーを使用しています(20メガピクセルの超広角カメラや、8メガピクセルの望遠カメラには使われていない)。特に動画を撮影している場合は、レンズを切り替えるときに少し不快に感じることがあります。

1/3ページ

最終更新:6/2(日) 12:41
ギズモード・ジャパン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事