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阿蘇山ロープウェーが架替え決定、熊本地震と噴火で被害、新たなシンボルとして2020年度に完成

6/3(月) 13:50配信

トラベルボイス

阿蘇山ロープウェーを運行する九州産交ツーリズムは、2018年10月から解体工事を進めていた同ロープウェーについて、新生「阿蘇山ロープウェー」へと架け替えを実施することを決定した。2020年度の完成を目指す。

阿蘇山ロープウェーは、世界最大級のカルデラ内にあり、火口に直結する世界にも珍しいロープウェーとして、阿蘇山観光のシンボル施設としての役割を担ってきたが、2016年4月の熊本地震と10月の阿蘇山中岳噴火で大きな被害を受け、解体が決定された。しかし、熊本観光および九州観光の目玉である阿蘇中岳火口の見学の上質化と、周辺観光の復興への寄与を検討し、架け替えを決定した。

新生「阿蘇山ロープウェー」は、ゴンドラは2両連結56人乗り。通常時15分間隔で、山麓の阿蘇山西駅~山頂の火山西駅を所要約3.5分で運行する。定員は以前の91人より減少するが、スピードを上げ、1時間当たりの最大輸送人数は約835人と以前の850人とほぼ同規模を確保。また、断線の原因となっていた火山ガスの影響を抑えるため、ロープ自体が動く方式を取ったほか、強風対策、さらに主要装置を山麓駅に移動するなど、火山噴火や安全対策を強化する。

さらに駅舎も避難待避所としてスペースを確保。山頂の火口西駅ではエアーカーテンを設けるなど、ガス対策も施す。その一方、建物西側は展望デッキとカフェスペースを設け、阿蘇の眺望を楽しめるようにする計画だ。

なお、運行する九州産交ツーリズムは、エイチ・アイ・エス(HIS)グループの九州産交ホールディングスの子会社。

トラベルボイス編集部

最終更新:6/3(月) 13:50
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