ここから本文です

韓米日国防長官、「非核化に向けた外交的努力を支援」

6/3(月) 7:47配信

ハンギョレ新聞

共同報道文を発表…北朝鮮のミサイル発射以降も非核化の解決策を維持 「航行の自由」再確認…米国のインド太平洋戦略の投影に関心  韓日、「哨戒機をめぐる対立」の再発防止に合意…協力関係の正常化への糸口なるか 

 韓国と米国、日本の国防長官が、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着の達成に向けた外交努力を支援するため、緊密に協力することで合意した。また、長官らは「規範に基づいた秩序」が重要だということで意見を共にし、「航行と飛行の自由」が保障されるべきという立場を再確認した。

 チョン・ギョンドゥ国防部長官や米国のパトリック・シャナハン国防長官代行、日本の岩屋毅防衛相は2日、第18回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)が開かれているシンガポールのシャングリラホテルで、朝鮮半島および地域情勢を協議した後、このような内容の共同報道文を発表した。共同報道文は先月9日、ソウルで開かれた韓米日安全保障会議(DTT)の内容と類似している。北朝鮮のミサイル発射後も、非核化の解決策が変わってないことを示している。

 韓米日は今回の会議で、一貫して外交による非核化を強調した。 チョン長官は1日の本会議の演説で、「(北朝鮮核問題が)外交的に解決できるように、軍事的な部分で余地を残すことが重要だ」と話した。シャナハン代行も「我々は『朝鮮半島の最終的かつ完全に検証された非核化』(FFVD)の達成に向けた交渉に焦点を合わせている」と明らかにした。岩屋毅防衛相は、シンガポールで開かれた朝米首脳会談に触れ、「米朝対話が期待と希望を与えた」と述べた。

 韓米日国防長官らは、地域の安保と関連し、国家間の軍事的信頼の構築が重要だということで認識を共にし、これを制度化するための協力を強化することにした。米国が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」に合わせ、韓米日の協力が強化されることを予告する内容と言える。シャナハン代行も会談の冒頭発言で、韓米日を「躍動的で強力な太平洋の民主主義勢力」と表現し、「米国はこの重要な3カ国協議体をこれからも優先視し、協力をさらに強化する」と述べた。

 韓日が前日、2カ国会談を開き、哨戒機の近接飛行とレーダー照射をめぐる軋轢以降冷え切った国防協力を正常化する方向で意見の一致を見たのも、韓米日の協力強化に向けた動きの一環とみられる。チョン長官と岩屋防衛相は同日の会談で、北東アジア地域の安定的安保環境を維持・強化するため、懸案の早期解決が重要だという点に共感し、このための実務協議を継続して推進することにした。チョン長官は会談を終えた後、「日本の哨戒機による近接脅威飛行と関連し、(岩屋防衛相と)虚心坦懐に意見を交わした」とし、「今後、両国が緊密に協力し合い、こうしたことの再発防止に努めることで意見が一致した」と述べた。

 韓米日の協力強化が韓中関係に与える影響も注目される。一部では、3カ国協力が強化されるほど中国の警戒心も高まるだろうと指摘している。チョン長官は前日、中国の魏鳳和国防部長と会談し、朝鮮半島を含む地域の安保情勢について意見を交換すると共に、両国の戦略的疎通を強化することで合意した。同日の会談では、高高度防衛ミサイル(THAAD)の問題も話し合われたが、互いの立場を理解するレベルにとどまったという。

シンガポール/ユ・ガンムン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:6/3(月) 7:47
ハンギョレ新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事