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学生と企業、共同研究強化 石川県立大がラボ供用開始

6/4(火) 1:22配信

北國新聞社

 県立大(野々市市)は3日、新たにミニ植物工場などを備えた「LEAFラボ(生産資源環境化学研究施設)1号棟」の供用を開始した。今年度からカリキュラムに専門性の高い7コースを導入したことを機に、研究棟の開設で学生がより実践的な知識を習得できるよう後押しする。質の高い野菜の生産や食品開発などで企業との共同研究も推進し、地域産業に貢献する人材育成を強化する。

 同大は今年度、生物資源環境学部の生産科学、環境科学、食品科学の3学科の下に7コースを新設した。LEAFラボ1号棟は主に「生産環境制御」「6次産業化」の2コースの実習などに使用する。約1億5千万円かけて、平屋建て、延べ床面積約400平方メートルの旧食品実習棟を改修し、最新設備を導入した。

 生産環境制御コースでは二つの水耕栽培室が活用される。室内の湿度や温度、二酸化炭素、植物に当てるLED(発光ダイオード)の色などを調整することで、栄養成分がどう変化するかなどを研究することができる。

 6次産業化コース向けには、1万倍の走査電子顕微鏡などを設置。パンなどの断面を観察し、食感を科学的な数値で裏付けるなど食品開発に生かす。

 利用開始式では、西澤直子学長が、既に数社から共同研究の依頼が寄せられているとし、「付加価値の高い商品開発に生かしてほしい」と述べた。宮本外紀県公立大学法人理事長も「積極的に共同研究を進めたい」と意欲を示した。

 来年度には「里山活性化」「先端バイオ」の両コースの学生が使用するLEAFラボ2号棟が整備される予定となっている。

北國新聞社

最終更新:6/4(火) 1:22
北國新聞社

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