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アムジェンのKRAS阻害剤、次の大型新薬か-臨床試験で目標達成

6/4(火) 8:52配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 3日の米株式市場でアムジェンの株価が一時6.1%高と、取引時間中としては約2年半ぶりの大幅な上げとなった。同社はがんで最も一般的な遺伝子変異の1つをターゲットとする治験薬「AMG 510」(開発コード)の第1相試験で抗腫瘍活性の早期の兆しが見られたと発表した。同業ミラティ・セラピューティクスの株価も一時43%上昇して過去最高値を付けた。アナリストらはアムジェンの治験薬ががんの「大型新薬」になる可能性があると指摘している。

発表資料によると、非小細胞肺がん(NSCLC)患者10人のうち5人が部分奏効(PR)、4人が安定(SD)に至った。PRに達した患者の1人はデータカットオフ後に当たる治療開始から4カ月で完全奏効(CR)を達成した。一方、大腸がん(CRC)患者を対象とする臨床試験では、患者18人のうち13人がSDを示した。試験結果は米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次会合で公表された。

AMG 510は「KRAS(G12C)」と呼ばれる変異をターゲットとする。この遺伝子変異はNSCLCの約13%、CRCの3-5%を占める。 グラクソ・スミスクラインとミラティも独自のKRAS阻害剤を開発中。

アムジェンのデータはまだ初期段階のものだが、それでも結果が維持されれば「大型新薬」になるだろうとアナリストらは指摘。ジェフリーズのアナリスト、マイケル・イー氏は市場では10億ドル(約1080億円)余りを予想に織り込み始める必要があるかもしれないと記した。みずほのアナリスト、サリム・サイド氏は年間売上高がピーク時に20億ドルに達する可能性があると分析した。

原題:Amgen May Have Next Blockbuster as Cancer Drug Hits Target (2)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Cristin Flanagan

最終更新:6/4(火) 8:52
Bloomberg

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