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AP通信用語集にcryptocurrency(仮想通貨)」が追加。「犯罪の手段にも好まれる」と解説

6/5(水) 21:49配信

CoinDesk Japan

AP通信が発行する『APスタイルブック』は、 表記の統一基準として広く採用され、ジャーナリスト、学者、ライターに愛用されているハンドブックだ。このハンドブックに新たに追加されたガイドラインは、情報セキュリティーのコミュニティーや仮想通貨支持者を喜ばせるだろう。

ガイドラインは、仮想通貨(cryptocurrency)を「crypto」と略してはならない規定した。

cryptoは従来、暗号法や暗号学を意味する「cryptography」の略として使われていた。しかし、近年ではビットコインやアルトコインを指すために使われている。セキュリティー専門家たちは面白くなかっただろう。

AP通信は仮想通貨を以下のように説明している。

“安全性を高めるために暗号化技術を利用する、デジタル通貨の一種。crytographyとの誤解を招く可能性があるで、cryptoの略称の使用は避けるように。仮想通貨は、オンラインゲームなどのバーチャルな世界で使用される、バーチャル通貨と同じではない。”

スタイルブックは、仮想通貨の用途についても解説を加えている。

“使用されたビットコインやその他の仮想通貨を追跡することは可能だが、トランザクションに使われた口座の所有者が特定されているとは限らない。そのため、身代金が払われるまでコンピューターやデータをロックするマルウェアであるランサムウェアの身代金など、犯罪の決済手段として仮想通貨は好まれている。”

“APスタイルアドバイス:ビットコインはデジタル通貨。概念としてのビットコインは頭文字を大文字にする。通貨単位としてのビットコインの頭文字は小文字にする。”

スタイルブックには毎年新しい用語が追加されている。今年は、仮想通貨の他に、ディープフェイク(deepfake)、電子タバコ(electronic cigarette)、クリスパー(CRISPR)などが追加された。

仮想通貨業界の一部は、仮想通貨がスタイルブックに認められるくらい主流になったことの証しだとして、今回の追加に対して興奮を示している。

翻訳:Yuta Machida |編集:佐藤茂、浦上早苗|写真:Image via Shutterstock
原文:Associated Press Rules ‘Crypto’ Isn’t a Substitute for ‘Cryptocurrency’

最終更新:6/6(木) 1:03
CoinDesk Japan

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