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IoT提案を進めるアマダ、板金加工の現場を働き方改革

6/6(木) 7:40配信

MONOist

 アマダは、「スマートファクトリーJapan 2019」(2019年6月5~7日、東京ビッグサイト 青海展示棟)において、同社のIoT(モノのインターネット)ソリューション「V-factory」を中心とした工作機械やサービスを展示。IoTを活用した板金加工の生産性向上を訴えた。

vLot Plannerで工程負荷を俯瞰(ふかん)的に確認できる

 V-factoryはアマダが2018年5月から本格展開を開始した、IoTを活用した工作機械の稼働状況見える化や遠隔サポート、そして板金加工を含む複雑な生産現場における製造支援を可能とする総合ソリューションだ。本格展開から約1年間が経過した現在、V-factoryを活用する顧客は125社を数え、550台の同社製工作機械がV-factoryによってIoT化されているという。

 V-factoryでは同社製工作機械とネットワークの接続に、これまで独自の通信ゲートウェイ装置「V-factory Connecting Box」を必要としていた。2019年4月からは、同社主力機種のほとんどで通信ゲートウェイ機能を盛り込んだ「Vfマシン」のラインアップ展開を進めており、同社顧客に対してV-factoryのさらなる浸透を図る。Vfマシンは通信ゲートウェイ機能のない従来機種から価格を据え置いており、「われわれの主な顧客は中小企業だ。V-factoryによってIoTの恩恵を顧客に広め、事業環境が目まぐるしく変わる厳しい今の時代を勝ち抜いてほしい」(同社担当者)と価格設定の意図を述べている。

工程が複雑になりがちな板金加工、IoTで働き方改革へつなげる

 また、同社ブースではV-factoryや生産管理システムと連携し、板金加工の工程状況を可視化する製造支援システム「vLot Manager」も紹介された。vLot Managerは工場管理者向けの「vLot Planner」、作業者向けの「vLot Navi」で構成される。vLot Plannerでは、生産管理システムや同社の工作機械からデータを収集し、工場内の工程負荷や製造状況の分析、可視化を行う。vLot Naviはタブレット端末でも動作が可能であり、作業者に対してワークリストや加工支援情報の提示、作業の完了報告といった機能を提供する。

 同社で上級執行役員 板金営業本部長を務める山口敦氏は「機械加工と比較して板金加工は工程が複雑になりがちなので、工程負荷や滞留状況の分析が生産性改善で特に重要な役割を果たす。vLot Managerでは人手をかけずに容易にこれらを分析することができ、作業者も自らの業務量について予測が立てやすく、段取り時間の削減にもつながる。顧客の働き方改革に貢献するサービスだ」と自信を見せる。

 vLot Managerは現在、一部の顧客に対してモニター提供を行っており、正式リリースは2019年度内となる見込みだ。

MONOist

最終更新:6/6(木) 7:40
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