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【特集】記者は子ども!月に2万部発行の「子ども新聞」 人気の秘密は?

6/6(木) 13:10配信

MBSニュース

京都府亀岡市で発行されている大人気の新聞があります。それを作っているのは、小学生から中学生の子ども記者たちです。子どもといっても侮るなかれ、新聞の発行部数はなんと毎月2万部という大ヒット。一体どんな仕事ぶりなのか、人気の秘密に迫りました。

ド直球な質問に苦笑い

京都府亀岡市のラーメン店に子どもたちが元気よく入っていきます。でも、ラーメンを食べに来たのではありません。その目的は…

(男の子)「このお店って、ぶっちゃけ儲かっているんですか?どれくらい儲かっているんですか?」
(オーナー)「どれくらい?(笑)どれくらい…」

取材です。彼らは小学4年から中学1年までの子どもたちですが、れっきとした新聞記者なのです。この日は、地元発祥で急成長しているラーメン店の人気の秘密を探るための取材に訪れました。

(男の子)「(店は)なんで『無双心』って名前なんですか?プロレスラーの名前ですか?」
(店員)「それ武藤(敬司)!他にないっていう意味ね、他に二つとない」

子どもらしい素朴な質問に店員さんも苦笑いです。彼らが作っているのは「かめおか子ども新聞」。3年前から発行していて、亀岡市周辺のニュースを子どもたちが取材し、記事にまとめます。毎月20日に新聞と一緒に折り込まれ、発行部数はなんと月に2万部という人気ぶりなのです。インタビュー取材を終えると、お店の裏側に回り麺づくりを見学。さらにラーメンを試食して味もチェックします。徹底した取材がモットーです。

「人生に必要な学びは取材の中に」

子ども記者たちを引率しているのが編集長の竹内博士さん(38)、この中で唯一の大人です。竹内さんは以前、地元の新聞社で10年間、記者をしていました。

「マナーとか質問の力とかちゃんと人の話を聞くとか、あるいは文章を書くとか、そういうところが全部、人生に必要な学びは取材の中にあるなっていうのが、僕が10年やってきたことを振り返って思ったことなので」(竹内博士さん)

6年前に退職して研修の講師をする傍ら、地域の子どもたちを集めて月に4回、新聞づくりの教室を始めました。

「こういう経験を子どものうちにしてほしいなっていうのをすごく思っていて、最近は『知らない人には挨拶したらだめです』とか、人間関係も希薄化する中で、子どもたちの世界観ってどんどん狭くなっているような気がして。多感な時期というか小学生のうちに、近所のおっちゃんおばちゃん、お兄さんお姉さんも含めて、いろんな人に触れさせる経験をさせたいと思ったのがきっかけですね」(竹内博士さん)

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最終更新:6/6(木) 13:10
MBSニュース

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