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広島・福山の芦田川の内水氾濫防げ ポンプ車使い河川事務所が訓練

6/6(木) 22:27配信

山陽新聞デジタル

 大きな浸水被害を出した昨夏の西日本豪雨災害から間もなく1年となるのを前に、国土交通省福山河川国道事務所は6日、広島県福山市水呑町の芦田川河川敷で、所有する排水ポンプ車を使い、内水氾濫を防ぐ訓練を行った。梅雨入りが迫り、職員らは機材を速やかに操作できるかなどを入念にチェックした。

 大雨で芦田川本流の水位が上昇すれば支流へ逆流するため、合流点の樋門(水門)を閉鎖する。そのままだと行き場を失った支流の水が周辺住宅街にあふれてしまうため、排水機場やポンプ車を使って本流に逃がす必要がある。訓練は、速やかに支流の水を本流に送り込む手順を確認するために行った。

 機動力があり1台で毎分30トンの排水能力を持つポンプ車2台と、夜間の水害を想定し照明車1台も出動。国と災害時連携協定を結ぶ土木業者8社などから計約60人が参加した。

 職員らは1台から3本ずつホース(直径20センチ)を延ばし、芦田川支流の水路にポンプと浮き輪を投入。スイッチを押して作動させると、本流側に延ばしたホースの先端から水が噴出した。

 同事務所は14日まで、樋門開閉や排水機場操作の訓練も実施。衛星通信を使い、水害映像を災害対策本部に送信する訓練も行う。

 昨夏の豪雨では、福山市内で県管理の30河川が決壊や越水し、約20平方キロが浸水。同事務所は所有する2台のほか、4台の応援を受け排水作業に当たったという。

 福山河川国道事務所の光井伸典河川管理課長は「昨年の水害を教訓に、要請があれば迅速、確実に排水作業ができるよう準備する」と話した。

最終更新:6/6(木) 22:27
山陽新聞デジタル

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