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安倍首相、12日からイラン訪問で緊張緩和働き掛け-41年ぶり首相訪問

6/6(木) 17:01配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 安倍晋三首相は12日から14日にかけてイランを公式訪問する。トランプ米政権はイラン核合意から離脱するなど同国と緊張関係にあるが、日本は双方と友好関係を維持している。衆院事務局によると、西村康稔官房副長官が6日、議院運営委員会理事会に説明した。

菅義偉官房長官は同日の記者会見で、首相訪問の意義について「首脳レベルで緊張緩和を働き掛け、イランによる核合意の順守と地域の安定のための建設的な役割を果たすことは極めて重要」と説明。米イラン情勢への対応で「わが国は地域の平和と安定に貢献する考えであり、引き続き平和的解決に向けて積極的に取り組んでいきたい」と語った。

日本の首相のイラン訪問は1978年の福田赳夫氏以来41年ぶりで、79年のイラン革命で現在の政治体制が発足して以降は初めてとなる。共同通信によると、安倍首相は訪問中、ロウハニ大統領に加え、最高指導者のハメネイ師との会談も予定している。

安倍首相は先月、来日していたイランのザリフ外相と会談。日本は核合意を高く評価し、イランによる着実な履行を強く期待しているとの考えを伝えた。ロウハ二大統領は2016年9月の国連総会に合わせて安倍首相と会談した際、イラン訪問を要請していた。

イランを巡っては、トランプ政権が4月、日本を含む一部の国・地域に対してイラン産原油の禁輸から適用除外としている措置を延長しないと表明。今月に入るとイランが核合意の一部履行停止を参加各国に通告した。トランプ氏は15日、一部で報じられた軍事行動計画こそ否定したが、イランと敵対する事態になれば大規模部隊を中東に送る考えも示すなど緊張が高まっている。

トランプ氏は先月の日米首脳会談の際に、「安倍首相がイラン指導部と極めて緊密なことを事実として理解している。どうなるか見守ることになるだろう」と訪問を支持する考えを示していた。

(c)2019 Bloomberg L.P.

Emi Nobuhiro

最終更新:6/6(木) 17:01
Bloomberg

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