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売りたくても売れない――販売店を襲う「Huawei問題」

6/7(金) 7:00配信

ITmedia Mobile

 「期待していただけに、売れない状況は厳しいです」

 「他のメーカーにはない強みがハッキリしていて売りやすかったので、かなり困っています」

【「P30 lite」を勧めやすい理由】

 これらは、中国Huawei(ファーウェイ)製のスマートフォンを巡る発売延期や販売見合わせに対する、携帯電話販売店のスタッフの声の一部です。

 米商務省による、Huaweiに対する事実上の禁輸処置については連日報道されている所で、ITmedia Mobileでもいくつか関連する記事を掲載しています。

 Huaweiは、既に日本国内でも十分に認知されたメーカー。その新型スマホが突然発売を延期され、予約も見合わせとなったことは、販売現場にも大きな影響を与えています。

Huaweiのスマホはユーザーに訴求しやすい

 携帯電話販売に従事していた経験を踏まえると、筆者は冒頭のスタッフの声に大きくうなずけます。

 例えば、NTTドコモから発売予定の「HUAWEI P30 Pro HW-01L」は、「ライカ(Leica)が監修したトリプルカメラ(※)」という、他のメーカーにはないハッキリとした特徴があります。

※ 深度計測用カメラを含めるとクアッドカメラ(4つのカメラ)となります

 スマホに求める機能として「カメラ」を真っ先に挙げるユーザーは少なくありません。だからこそ、P30 Proのようなカメラ推しの機種はユーザーに提案しやすいですし、何を買おうか迷っている人にも「カメラがキレイな機種です、いかがですか?」とお勧めしやすいのです。

 一方、au(KDDIと沖縄セルラー電話)やY!mobile(ソフトバンクとウィルコム沖縄)が発売を延期してしまった「HUAWEI P30 lite」は、2016年発売の「HUAWEI P9 lite」以来続く低価格帯スマホのベストセラー商品の最新モデルです。

 ベストセラーということは「みんな選んでいるスマホ」ということ。スタッフの立場からすると「みんな選んでいる機種の最新モデルですよ」と勧めやすいのです。

 P30 liteは実売価格が3万円前後という設定。それでいて多眼カメラを搭載したり、他社の同価格帯の機種と比べてプロセッサやメインメモリなどスペック面で余裕を持たせたりと、コストパフォーマンスに優れています。

 「コストパフォーマンスも良好」で「みんな選んでいる」のであれば、「迷っているならこれです!」と言いきれる、そんな1台であることは間違いありません。

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最終更新:6/7(金) 19:24
ITmedia Mobile

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