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74歳・杉良太郎、運転免許証自主返納「反応が以前と違うなと感じ…」 高齢運転者へ防犯呼びかけ

6/7(金) 14:01配信

オリコン

 俳優・歌手の杉良太郎(74)が7日、高齢ドライバーによる交通事故が相次いでいることを受け、東京・鮫洲運転免許試験場を訪れ運転免許証を返納した。昨年11月に特別防犯対策監を委嘱された杉が、自ら免許証を返納して「自分がどう判断するのか、家族がどう判断するのか、警察の方にも相談してほしい」と世の中の高齢運転者の方々に自主返納の理解、防犯を呼びかけた。

【写真】芸能生活で一番報道陣に囲まれた杉良太郎

 50年以上車の運転をしてきた中で、今回の自主返納について「70歳の時に一度教習所に行きました。そこで、『この次更新できるのかな?』と判断しました。運転に対しては問題を感じませんでしたが、70歳を過ぎると体の変化も起こる歳であり、反応が以前と違うなと感じました」と自身の体験談を展開。

 「そうすると近頃、高齢者による事故が多発している。相当の犠牲者が出ている、ちょっとでも不安があったら返納した方がいいかなと思いました」と説明した。

 今回の自主返納は家族にも相談したそうで「(妻の伍代夏子から)『ああ、いいわよ』『いいんじゃない』とあっさりしていて…」と話し「(妻は)免許の更新をするのを忘れてしまい失効していて…、なので今は夫婦そろって(運転免許証は)ない」と笑いを誘った。

 4月に東京・池袋で87歳が運転する車が暴走し母子2人が死亡、今月4日に福岡市で81歳が運転する車が逆走し交差点に突っ込むなど高齢ドライバーの交通事故が増加傾向にある近年。加齢による身体機能や認知機能、判断の速さの衰えによる事故の発生が指摘されている。

 池袋の事故について「『なんとかならないのか』と、(現場に)行こうと思いましたよ。あの親子にしても死に損じゃないですか! 運転免許証を自主返納することを早く決断してほしかった。後の祭りでしょ…」と悔やんでいた。

 警視庁の発表によると、2018年に運転免許証を自主返納したのは約42.1万人(うち75歳以上が29.3万人)で、2年連続で40万人を超えるなど返納者数は増加しているが、高齢者の返納率は75歳以上免許保有者の5%と低い水準にあるという。

 今回の自主返納の流れは、昨年11月に山本順三国家公安委員長から特別防犯対策監を委嘱された杉が、最近高齢運転者による交通事故が相次いでいる今、高齢運転者に自主返納について考えてもらうきっかけを作り、防犯を呼びかけるため、8月に75歳の誕生日を迎えることもあって自ら先陣を切り運転免許証を自主返納することにした。

 返納したあと、銀行口座開設などで本人確認書類として使える「運転経歴証明書」を受け取った杉。運転経歴証明書は、運転免許を返納した日からさかのぼって5年間の運転に関する経歴を証明するもので、これまで安全運転に努めてきた証明や記念の品となるもの。運転経歴証明書を提示することにより、高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟店や美術館などで、さまざまな特典を受けることができる。

 最後に杉は「自分の体調と相談しながら『人に迷惑をかけてはいけないな』とか、家族と話し合って、これから車を運転しない場合はどういう交通手段を使えばいいのか、ルートを見直すのも大事かなと思いますね」と運転免許証の自主返納について呼びかけた。

最終更新:6/9(日) 23:25
オリコン

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