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衰弱死2歳女児の体重6キロ 平均の半分 札幌の男女、育児放棄か

6/7(金) 17:05配信

北海道新聞

 札幌市中央区の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死し、母親と交際相手が傷害容疑で逮捕された事件で、5日に病院に搬送された際の詩梨ちゃんの体重は約6キロでやせ細り、2歳女児の平均体重の半分しかなかったことが7日、捜査関係者への取材で分かった。道警は司法解剖の結果、低栄養による衰弱死と判断し、詩梨ちゃんが十分に食事を与えないなどの育児放棄(ネグレクト)を受けていたとみて経緯を調べている。

 道警によると、傷害の疑いで逮捕されたのは母親の飲食店従業員池田莉菜(りな)(21)=札幌市中央区南10西13=と、交際相手の飲食店経営藤原一弥(24)=同市中央区南12西8=の両容疑者。

 2人の逮捕容疑は、共謀して5月上旬から6月5日ごろまでの間、池田容疑者のマンション居室などで、詩梨ちゃんに暴行を繰り返し、頭や顔、背中などにけがを負わせた疑い。道警は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 道警や札幌市によると、池田容疑者は詩梨ちゃんと2人暮らし。同容疑者は5日午前5時ごろ、「風呂から上がると子どもがうつぶせで倒れ、意識がない」と119番した。

 詩梨ちゃんは、心肺停止の状態で病院に搬送され、5日午前5時40分ごろ、死亡が確認された。死因は衰弱死で、今回の傷害容疑と死因の因果関係は薄いという。道警は育児放棄の有無を含めた虐待の状況と、死亡の経緯を調べている。

 札幌市児童相談所は6日、事件前に住民と道警から計3回、池田容疑者宅での虐待を疑う通告を受けていたことを明らかにした。道警も住民からの通報で池田容疑者と接触したが、両機関とも虐待を確認できなかったとしている。札幌南署などは7日、傷害の疑いで、池田容疑者と藤原容疑者を送検した。

北海道新聞

最終更新:6/7(金) 17:05
北海道新聞

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