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キヤノン EOS RP レビュー:JPEGで撮るなら最高で最安のフルサイズミラーレスカメラ

6/8(土) 8:11配信

ギズモード・ジャパン

安い分妥協があったとしたら、それは何だったのか?

この春、キヤノンからフルサイズミラーレスカメラ最安となる「EOS RP」が発売されました。フルサイズなのにこの記事翻訳時点の実勢価格は13万円台からと、お手頃すぎて逆に不安になるほどかもしれません。そんな大丈夫なのか感を検証すべく、米GizmodoのAlex Cranzはソニーのα7 IIIと撮り比べてレビュー。以下、どうぞ!

【記事の全画像】キヤノン EOS RP レビュー:JPEGで撮るなら最高で最安のフルサイズミラーレスカメラ

キヤノン EOS RPは、クオリティ的にもデザイン的にも、別に最高のカメラじゃありません。ダイナミックレンジの広さで表彰されることもなければ、色再現性の高さで絶賛されることもなく、画素の多さに誰かが涙を流して喜ぶこともありません。でもEOS RPは、今あるフルサイズミラーレスカメラの中で一番、低価格なんです。それも今までの最安機より大幅に安いので、このカメラがあるからこそ写真の未来を垣間見られるって人が少なからず生まれてくる、そんな可能性のあるカメラなんです。


これは何?:今買える中で最安のフルフレームミラーレスカメラ

価格:1,300ドル(日本国内実売、約13万3000円~)

好きなところ:安い、メニューが使いやすい、JPEGがきれい、プログラムモードが賢い

好きじゃないところ:ボディ内手ぶれ補正がない、ダイナミックレンジがひどい

そもそも「フルサイズ」とは?

EOS RPの特徴は、まず「フルサイズ」カメラであることです。って、フルサイズとは何か? デジカメは、デジタルセンサーを光に当てることで被写体を捉えます。センサーが大きければ大きいほど、一定時間あたりに入ってくる光は多くなり、とくに暗い環境では有利になります。フルサイズカメラのセンサーは、より低価格なマイクロフォーサーズとかAPS-Cのカメラより大きく、さらにスマホのカメラセンサーと比べたらもっともっと大きいです。

フルサイズであることのメリットがあとふたつあります。ひとつめは、センサーが大きいと背景のボケもより大きくなります。ふたつめは、センサーが大きい分画角も大きくなる、つまり撮れる風景の範囲が広くなります。

まとめると、光がたくさん入り、より良くボケて、より広い範囲が撮れるので、小さいセンサーのカメラより柔軟な撮り方が可能になります。ただ問題は、フルサイズカメラは一般にセンサーの小さいカメラより高価になることです。EOS RPが出るまで、フルサイズカメラで一番安かったのは2,000ドル(日本では実勢19万円弱~)のソニーα7 IIIでしたが、それでもだいぶお手頃でした。なので、もし13万円台から買えるEOS RPが十分なクオリティを実現していれば、かなりの良い買い物になります。

そんなわけでEOS RP、これまでフルサイズはさすがに買えないな~と価格面で躊躇していた人には吉報かも。今までEOS Kissのエントリモデルでファミリー写真を撮ってた人とか、5年前のソニーのNEXシリーズでカジュアルにストリート写真を撮ってた人とかがEOS RPを使えば、すごいアップグレードになりえます。

私自身はソニーのα7 IIIを持っているんですが、その前はキヤノンのデジタル一眼ファンでした。そこで今回、ソニーとキヤノンそれぞれの最安フルサイズミラーレスカメラを比較して、実勢で5万円以上にもなる差には相応の意味があるのか、はたまたお手頃なEOS RPで十分なのかどうかを検証してみました。といってもさすがに価格差が大きいので、スタンスとしては「たいして変わらないんじゃないか」というよりは「安いぶん妥協しなきゃいけない点はどこなのか」を明らかにすることに重点を置きました。またこのテストで見るのはスチル写真だけで、動画は対象にしていません。動画になるとまた話が全然変わってきますからね。

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最終更新:6/8(土) 8:11
ギズモード・ジャパン

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