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【ブラジル】成人の4割が債務不履行者 過去最多の6320万人に

6/8(土) 12:09配信

サンパウロ新聞

 個人および法人の信用情報などを扱う民間企業、セラーザ・エクスペリアン(Serasa Experian)は6日、2019年4月時点で焦げ付かせている債務を抱えて「債務不履行者」として登録されてしまっているブラジル市民の数は、前月の6300万人に比べて0.3%多く、18年4月の6120万人に比べて3.3%多い6320万人に達したと発表した。この数は同社の統計史上最多であり、ブラジルの成人人口の40.4%に相当する。

 同日付で伝えた伯メディアによると、セラーザのエコノミストは「ブラジル人の金融教育の不十分さによって生み出される影響に加えて、債務不履行(デフォルト)は国内の経済シナリオの主な傾向に沿って変化する。この意味において、経済の停滞と失業率の上昇、そして直接的に家計に打撃を与える19年初頭の数カ月間を通してのインフレ率の上昇を受けて、ブラジルは遅延債務を抱える消費者の数の最多記録を更新し続けている」と話す。

 今年4月時点でブラジルの債務不履行者らが抱えていた債務の中で最も多かったのはクレジットカードと銀行に対する債務で、これらを合わせて債務全体の28.6%を占めた。債務全体に占めるこの割合は今年1月以降に0.6ポイント大きくなっており、同社のエコノミストはこれについて「この拡大は、通常であれば各世帯が優先するはずの種類の支払いを行うことが困難になってきていることを示している。これは、人々がすでに借金返済のために新たな借金をしており、その新たな借金もまた返済できない状態になったというシグナルだ」と説明する。

サンパウロ新聞

最終更新:6/8(土) 12:09
サンパウロ新聞

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