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韓国経済が急降下…廃業相次ぐ「チキン残酷物語」

6/8(土) 12:04配信

FNN.jpプライムオンライン

チキンを愛する韓国人

突然だが韓国には「起承転鶏」という言葉が ある。「起承転結」をモジったもので「キ・スン・チョン・チキン」と発音する。「色々迷ったけど、結局チキンを食べよう!」という意味だ。「チキン」と、韓国語でビールを指す「メクチュ」を合わせた「チメク」という造語もある。仕事終わりのサラリーマンや学生は「チメク行こうぜ!」を合言葉にチキン専門店に向かう。手ごろな値段のフライドチキンとビールで一日の疲れを癒し、明日への活力を得るのだ。

【画像】今すぐ食べたい!カリッと揚がった「国民のおやつ」チキン

韓国人はチキンを愛している。
しかしこの庶民の味方チキン店が、韓国経済急降下の直撃を受け「チキン残酷物語」とも言える悲劇に見舞われようとしている。

韓国中に溢れかえるチキン店

KB金融持株経営研究所が6月3日に公開した「チキン店現況および市場条件分析」という報告書によれば、2018年末現在、韓国では約8万7000店ものチキン店が営業中だという。セブンイレブンやファミリーマートなど日本にあるコンビニチェーン店の総数が約5万6000店。韓国の人口が日本の半分以下である事も考慮すれば、韓国のチキン店舗数8万7000店というのがいかに多いのか分かるだろう。チキン店は飽和状態なのだ。

なぜこんなに多いのか?報告書はその理由として高い失業率をあげた。2019年4月現在、日本の失業率は2.4%だが、韓国の失業率は4.4%に達する。韓国では仕事をクビになった人の再就職は難しく、自分で飲食店を開業する人が多い。事業経験が無い人はフランチャイズ店と契約してノウハウを教えてもらいながら店を経営するのが一般的だ。チキンは「国民のおやつ」と言われるほど人気が高く、調理も比較的簡単で、出前での売り上げ比率が高いため店舗が狭くても経営が成り立つ事から、多くの失業者がチキンのフランチャイズ店に人生を賭けるのだという。しかし、あまりにも店舗数が多く競争が激しいため、つぶれる店も多い。2015年以降、毎年6000~8000店が新規創業しているが、同時に毎年8000店以上が廃業している。それだけ、夢破れた人が多いのだ。

チキン店のこうした厳しい経営状況に、最近の韓国経済の急降下などがさらに拍車をかけている。

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最終更新:6/8(土) 12:04
FNN.jpプライムオンライン

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